部屋探し

一人暮らしに必要な家具家電の費用相場を解説!安く揃える方法は?

13記事目のアイキャッチ

新生活をむかえるにあたり、かかる初期費用はけして安いものではありません。その初期費用の中でも特に重くのしかかるのが家具・家電の準備費用です。

しかし、家具や家電の準備が初めてだと、何から手をつけたらいいのかわからない人も多いと思います。

今までの「当たり前」を新居に用意するためにはどうしたらよいのか、気になりますよね。

 

そこで、知っておきたいポイントがこの3つです。

・一人暮らしに必要な家具、家電の把握

・準備するために必要な費用

・家具や家電を安く揃える方法

この記事では、この3つのポイントについてお話したいと思います。

新生活をこころから楽しめるように、一緒に準備していきましょう。

新生活に必要な家具・家電は?|一人暮らしならこれを揃えればOK

黄色い壁とオレンジのソファ新生活で使う家具や家電は、何をそろえておけばいいのでしょうか。

今の生活では当たり前にあるものでも、いざ用意しようとすると何か忘れているのでは?と心配になる人もいると思います。

準備忘れのないように、新生活までにそろえておくべき家具・家電をまとめてみました。

一人暮らし向けの家具・家電を選ぶためのポイントはこちらの記事が参考になりますよ。

一人暮らしに必要な家具は全部で6種類

生活に必要な家具を用意するには、まずこの6つをおさえておけば大丈夫です。

・ベッド(寝具)

・テーブル、イス

・ラグ(カーペット)

・本棚

・収納

・テレビ台

家具を一式そろえるとなると、それなりのお金が必要になります。少しでも安くおさえたいなら、完成品ではなく組み立て家具がおすすめです。

組み立て家具は

・完成品より安い

・色や形の種類が豊富

・搬入、搬出が楽

というメリットがあり、一人暮らしにはもってこいです。

私が一人暮らしをした時、家で使っていたのはすべて組立家具でした。

ベッドだけは無料の組立設置サービスを頼みましたが、ほかは女一人でも特に問題なくできたのでオススメです。

一人暮らしに欠かせない家電は9種類

日常生活に欠かせない9つの家電をピックアップしました。

生活必需度の高い順に記載しています。

・冷蔵庫

・洗濯機

・エアコン(☆)

・ガスコンロ(☆)

・電子レンジ

・照明器具(☆)

・掃除機

・オーブントースター

・電気ケトル

家電名の後ろの☆マークは、新居に備え付けがない場合のみ必要です

ひとえに「一人暮らしの生活にあった家電」といっても、そのライフスタイルは人によってさまざまです。

家にいる時間が長い人と短い人では、家電に求めるものも変わってきますよね。

 

また、一人暮らし向けの賃貸はけして広くなく、あちこちに省スペースが求められます。

かといって、なんでもかんでもコンパクトな家電を選んでは、生活に支障が出ることもあるでしょう。

「自分の生活はこんな感じだろう」と想像しつつ、自分の求める家電を選ぶことが大切ですね。

一人暮らしに必要な家具家電の費用相場は?

レシートと手とメモ帳次に、家具・家電をそろえるために必要な費用の相場を見ていきましょう。

ここでお話しする金額が、新生活をはじめるために必要な初期費用の1つになります。

初期費用のどこに多めに予算をとるかは人それぞれですが、どこも膨らみすぎて予算オーバーにならないようにしましょう。

家具は最低でも5万程度見ておこう

一人暮らしに必要な家具6種類について、費用の相場をまとめてみました。

家具の種類と費用相場一覧表

家具は、安いものを探せば5万程度、質やサイズにこだわればその倍以上はかかります。

最近の商品はけして「安かろう悪かろう」とは限らないので、仕様や口コミをみて総合的に判断するのが良いでしょう。

また、家具は引っ越し時に最初に配置した後、一人では容易に動かしにくくなります。テーブルを設置した後にラグをひくのは一苦労ですよね。

できるだけ入居日に間に合うよう、買い忘れに気を付けましょう。

IKEA家具は構造がプラモデルのようになっており、一度組み立てると分解はできても再度組み立てなおすことができません。

引っ越し業者さんの荷物チェックに必ず「IKEA家具がありますか?」という項目があるほどです。

分解しなくても積み込めるような小さめの家具は大丈夫かもしれませんが、ベッドやテーブルは買わない方が無難でしょう。

家電をそろえるための費用は約25万

一方、生活に欠かせない家電9種類の費用相場はこちらです。

家電の種類と費用相場一覧表

電化製品なのでどうしても家具より予算が必要になります。しかし、費用をおさえたいがために、部屋の大きさに合わないものや低機能なものを選ぶのはオススメできません。

家電は一度購入すれば、長くて10年は使うことになります。生活スタイルに合わないものは使いづらく、寿命よりかなり早い買い替えを余儀なくされる可能性が高いです。

最終的に余計なお金がかかるなら、最初から合うものを買っておいた方がお得ですよね。

 

特に、もっとも費用の幅が大きい冷蔵庫は、生活スタイルによって選ぶ仕様が変わりやすい家電の一つです。

新大学生もこれを読めば安心!一人暮らしに合う家具家電の選び方15選」の記事を参考に、他ならぬ自分に合った仕様を確認したうえで、予算を決めるとよいでしょう。

女性・男性で変わる費用相場

日常生活を支える家具や家電は、男女で使用するものにほぼ違いはありません。ベッドや洗濯機はだれでも使うものですからね。

一部ですが、性別によって所有率が変わる家具や家電について、費用を把握しておきましょう。主に、身支度にかかわる部分です。

女性に多い家具・家電

・ドレッサー(メイクワゴン)

素材や収納数によって2~5万と幅がありますが、そう壊れるものでもないので一度購入すれば十分元がとれるでしょう。

デザインもさまざまですが、独立洗面台も鏡台が大きいですが、浴室近くだと湿気も強く、毎日化粧をするには少々不向きです。

・ヘアアイロン

シンプルなもので3~5,000円、高性能だと1万超えのもあります。髪の長さや使用頻度によるところがおおきいので、実際にどれぐらい使うのか考えてから購入しましょう。

女性なら、全体の費用相場に+2.5~3万見ておこう

男性に多い家具・家電

・アイロン、アイロン台

スーツを着ることの多い男性には必需品ですね。

アイロンは3~5,000円、アイロン台は3~4,000円あれば大丈夫です。

アイロンは高性能なものだと1~1.5万ほどになりますが、毎日使うものなので検討する価値は十分あるでしょう。

・シェーバー

こちらも、男性が身だしなみを整えるのに欠かせません。

安いものは3,000円台、高いものは1~2万ほどします。個人個人の体質によって必要な仕様が変わるので、自分に合ったものを用意しておきましょう。

男性は、全体の費用相場に+1~3.5万あれば大丈夫

今すぐ実践できる家具・家電を安く揃える方法

スマートフォンとクレジットカードとメモここまで生活を支える家具・家電をご紹介してきましたが、費用総額は少なく見積もっても30万近く…なかなかハードな出費です。

家具や家電をできる限り安く揃えて、初期費用をおさえるにはどうすればよいのでしょうか。

家具・家電それぞれにどんな購入手段があるのか、どんな特徴があるのか?

さらに、私がもっともオススメする「安く手間なく家具・家電を購入する方法」をお話ししていきますね。

家具を買うなら?実店舗と通販のメリット・デメリットを知ろう

家具を購入できるお店は、一昔前と比べて飛躍的に増えました。

昔は専門店など実店舗に足を運ぶものでしたが、今はリーズナブルさで勝負する家具量販店のほかにインターネット上にも数えきれないほどの通販サイトが展開されています。

今まで直接見に行かないと買えなかったものが、スマートフォンやPCからタップ一つでお手軽に購入できるようになり、購入者にとって選択肢の幅がぐっと広がったのです。

 

では、実店舗と通販サイト、どちらで買うのがいいのでしょうか?

家具量販店など実店舗とインターネット上に出店する通販サイト、それぞれメリット・デメリットをまとめてみました。

メリットデメリット
実店舗
・完成品を直接見て触れることができる

・家具配置の見本になるディスプレイがある

・品物について店員さんに直接質問できる

・在庫や配車状況によっては納品に時間がかかる

・完成品が多く、価格も高め

・色や柄違いの種類が少ない

通販サイト
・選ぶために外出する手間がない

・お店の数が多い

・家具の色や柄、形の種類が豊富

・組み立て家具が多く、価格がリーズナブル

・最短で当日、長くても5日程度で発送してくれる

・実物は届くまで直接見ることができない

・商品ページの色や質感が思ってたのと違うときがある

 

実店舗

実店舗の強みは、やはり実物を直接見られることです。

質感や造りを体感できるので、部屋の雰囲気に合うか判断しやすいのが利点ですね。また、気になることがあればその場で直接店員さんに聞けるので、不明点をすぐ解消できます。

一方、直接店舗に出向いて探すのはそれなりの時間を要します。

引っ越し前は本当にバタバタするもので、一般的に荷造りに必要な期間は約2週間と言われています。

私自身も1Kから1DKへ引っ越すとき、2週間毎日荷造りしてなんとか間に合わせました。

荷造りのほかにも水道光熱費やインターネット回線の申込、役所への転入手続きなどやること盛りだくさんです。

そんな中、直接実店舗に足を運んで探す時間をとるのは、正直なかなか難しいですよね。

「現物をこの目で確かめないと購入に不安が残る」人は実店舗を中心に探すとよいでしょう。

通販サイト

通販サイトの強みは、スマホやパソコンで無数の店舗にアクセスし、ほしいものを探して購入完了まで自宅からできることです。

たとえば「ベッド」とGoogleで検索すると、商品に関する情報が大量にでてきます。

その膨大な情報量から自分にぴったりの商品を探すには少々コツがいりますが、時間・場所を問わずに購入できるのは本当に便利ですね。

また、実店舗を運営するコストがかからない分、価格も安めです。デザインの種類や在庫状況、配送日数が一目でわかり、複数のお店や商品同士の比較もかんたんにできます。

 

商品のWeb上での確認になるため、商品ページにある写真の印象と実物の色や質感にズレが生じることがあります。

あまりにズレが大きい商品はたいてい口コミに書かれているので、よく目を通しておきましょう。

「時間がないからあちこち見に行けないけど、コストを抑えて家具を用意したい」人は通販サイトを中心に探すのがおすすめです。

家電の購入で失敗しないために知るべき家電量販店と通販の違い

家電の購入先は主に、全国にある家電量販店か、Web上に無数に存在する通販サイトがあげられます。

家電量販店と通販サイト、どちらで買うのがベストなのでしょうか。

それぞれの特徴をまとめてみました。

家電量販店

・実物を見て確認できる

・値引き交渉ができる

・家電量販店の有料延長保証に加入できる

・大型家電以外は自分で運ぶ必要がある

・在庫状況によっては納品に1週間以上必要

 

通販サイト

・探して購入するのに場所を選ばない

・店頭在庫より幅広いラインナップから選べる

・価格、性能を比較しやすい

・送料無料で探せばこまごまとした家電も新居で受け取れる

・値引き交渉はできない

・保証はメーカー保証の1年のみ

 

家電量販店と通販サイトの最大の違いは「家電量販店の延長保証」にはいれるかどうかです。

通常、どの家電にもメーカー保証が1年ついています。その保証とは別に、家電量販店独自の条件で5年、10年分提供するのが延長保証です。

では、延長保証は入った方がいいのか?私の答えは「NO」です。

「あった方が安心かも」だけで入りがちな延長保証ですが、その内容について確認・理解している人は少ないのではないでしょうか。

実は、思っている以上に保証対象外になってしまうケースは多いんです。

それって必要?家電量販店の延長保証

メーカーや家電量販店によりますが、主にこんなケースが保証対象外になります。

・消耗、摩耗品(フィルターなど)の劣化による故障

・誤った使い方による故障

・サビやカビ、腐食による故障

・災害や製品以外の原因で起きた事故による故障

「製品そのものの品質以外で起こった問題による故障」は、保証対象外になることがほとんどです。

無償保証の対象になるのは、製品自体に問題がなく、使用者が正しく使用していることが大前提なんですね。

つまり、製品自体に問題がなかったなら、ほぼ有償修理になります。これはメーカー保証も延長保証も同じです。

 

家電は長いもので10年は使うため、月日が経ってから故障を無償修理してもらう意図で延長保証を利用する人は多いでしょう。

しかし、実際はこの延長保証を利用する機会はほとんどありません。

メーカーも家電の寿命内に壊れないようにちゃんと作っています。それでもどうしても出る初期不良品に対応するために1年のメーカー保証があるのです。

ほとんどの延長保証では年数経過に伴い、保証金額が徐々に減っていきます。3年で70%保証、5年で50%保証…といった感じです。

正直、1年問題なく使えたものが3~5年で壊れるのは相当珍しいので、この保証を使う機会はそうないでしょう。

私自身、10年の一人暮らしで延長保証を利用することは一度もありませんでした。

 

期間内に利用することがなければ、延長保証料はそのまま捨てるのと変わりません。

延長保証料は家電代の5%で設定されることが多く、すべての家電で加入するとなかなかの出費です。

初期費用を少しでも節約したいなら、延長保証に無理に加入することはないでしょう。その分、生活費やほしいものを買うお金に回すのがオススメです。

家具も家電も安く揃えるために実践したいたった2つのこと

家具も家電も実店舗で探すイメージが強いですが、最近は価格・性能比較サイトも増え、Webだけでも大変探しやすくなりました。

商品説明だけではなく、搬入ルートの注意事項も細かく記載されているので、実店舗で買うよりむしろ安心かもしれません。

 

買い物に失敗したくないし、できるだけ初期費用もおさえたいのが誰しもの心情ですよね。

そこで、一人暮らし歴10年、引っ越しを3回経験した私が一番おすすめする方法がこちらです。

① 店舗でほしい商品を確認

② 通販で購入し、送付先を新居に設定、受取日を入居日以降に指定する

①で実店舗へ赴く必要がありますが、その場で購入を検討するわけではないので時間はかかりません。

実物を見てサイズ感や仕様を確認出来たら、あとは隙間時間を利用して、ほしい仕様の商品を通販サイトから探しましょう。

腰を落ち着けて探すことで、搬入や設置可能かなどの判断を誤る可能性が低くなります。

これだけでも購入の失敗はおおかた防げるでしょう。通販サイトは数多くあるので、費用の比較もしやすいです。

 

また、この方法ならこまごまとした家電も現地に直接納品されるので、自分で持ち運ぶ途中に破損させてしまうおそれもありません。

新居で一気に受け取れば、梱包材のゴミ出しもまとめて済ませられます。

 

あちこちやること盛りだくさんな新生活の準備で、失敗しないための方法です。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

まとめ|部屋のイメージを大切にしつつ予算と相談して購入しよう

やわらかな日差しが差し込むアンティーク調の部屋家具や家電は、正直「失敗したくない買い物ランキング」で上位をキープし続けるなかなかに悩ましい買い物です。

かかる費用もけして安くないですし、失敗してもそう簡単に捨てたり、買い替えたりもできません。

何年、何十年と使い続ける生活の一部だからこそ、情報収集をしっかりした上で、安くお得に手に入れちゃいましょう。