突然ですが、現在の私はニキビとほぼ無縁の生活をしています。といっても生まれてからずっと無縁なわけではありません。
学生や社会人になりたての頃は、休む間もなくニキビに悩まされていました。痛いし、目立つし、後を残さないためのケアも大変で…。
でも、あることに気づいて生活習慣を変えてからは、ニキビがほとんどできなくなったんです。具体的には、半年に1つできるかできないか。生理前すら出なくなりました。
この記事では私自身の体験をもとに、ニキビと無縁になれた生活習慣についてご紹介したいと思います。
本記事は、私個人の体験をもとに書いています。
アトピーやアレルギー、その他皮膚・内臓にかかわる疾患への効果は全く検証しておりません。
上記の症状が見られる方は、必ずかかりつけ医に相談の上で実践してください。
ここでお話しする方法は、誰でも今日からできる簡単なものばかり。ニキビにお悩みの方、ぜひ読んでみてくださいね。
ニキビをつくりたくないなら〇〇を気にするべき!
汗と皮脂の分泌量は人によって違い、そのバランスで決まる肌質は人によって千差万別。
肌質は乾燥肌、脂性肌、普通肌、混合肌の4つに大きく分かれていて、それぞれにあったスキンケア用品が数多く販売されています。
所せましと商品が並ぶ棚を見ると、つい色々と試してみたくなりますよね。
でも、そんなあなたに私は声を大にして言いたい。
どういうことなのか、説明していきますね。
ニキビは体の不調を知らせるサイン
私たちの体は、外側(肌)も内側(血・内臓や骨)もすべてつながっています。
朝起きたら唇のはしが切れたり、ガサガサしていたことありませんか?それは胃腸が荒れている証拠。
同じように、ニキビは体の内側で起きた異常や不調を知らせる重要なサインなんです。
暴飲暴食したら、おでこや口周りにニキビが…。
⇒ 大量の飲食物で胃腸が消化不良を起こしている
お酒を飲みすぎた翌日、頬やこめかみにニキビが…。
⇒ 肝臓がアルコールの分解で疲れている
ストレスや睡眠不足、体調不良で鼻にニキビが…。
⇒ 不規則な生活習慣でホルモンバランスが乱れている
そんなときに根本の原因を放置して肌の表面だけをケアしても、その効果は一時的なものでしょう。
思ったように治らなかったり、すぐ近くに新たなニキビができたり…いたちごっこになってしまいます。
ニキビは「体が今どういう状態なのか」を顕著に表す大切なサイン。ニキビと無縁になりたいなら、まずこの事実と向き合うこと。
その気づきが、私の「ニキビ無縁生活」への第一歩だったんです。
スキンケアはやっても無駄?悪いことなの?
「体の不調を気にしておけば、肌のケアは必要ないの?」
いいえ、そんなことはありません。ニキビと無縁な生活に、スキンケアは欠かせない存在です。
でもスキンケアを重視するあまり、こんな状態になっている人をよく見かけます。
「日焼け止めバッチリ!クレンジングでゴシゴシ擦らないと落ちないけど」
「お風呂上りには化粧水と美容液と乳液と保湿保湿保湿」
多種多様な成分のスキンケア用品を、肌に塗り重ねてはいませんか?特に、鏡でよーく見える顔に。
また、スキンケア用品を効果の強さだけ選んで、その成分が肌に与える影響を無視してはいませんか?好きな芸能人が紹介しているから~なんて理由で。
夏の紫外線や冬の乾燥を放置すれば、肌荒れや毛穴の詰まりからニキビができやすくなります。
ですから、外側からのケアもとっても大事。高い美容液や日焼け止めに効果がないとはいいません。
でも、ひたすら足し算されたスキンケアが肌に与える影響も、けして無視していいものではないんです。
顔にニキビをつくらない、もとい肌をきれいに保つために重要なのは「肌への外的刺激を最小限にすること」。
これは顔に限らず、手足や背中にもあてはまる話です。
毎日手間暇かけているスキンケアそのものが外的刺激になっていては、せっかくの努力も報われません。
また、スキンケアやボディケア用品には、お世辞にも肌にやさしいといえない成分を含む商品が多く売られています。
効果の強さにばかり気を取られて、肝心の肌を傷つけては本末転倒です。
いくら体の内側が発するサインを解決しても、その結果が表れる肌への外的刺激が強ければニキビはできてしまいます。
ニキビと無縁の生活を実現したいなら、この生活習慣の見直しも必須。
「足し算」ばかりのスキンケア…今のあなたはどうですか?
ニキビと無縁になるために今から始められること
ここまでお話ししたとおり、ニキビと無縁の生活をおくるためにできる生活習慣の改善は次の2つ。
ニキビ無縁生活に近づける2つのポイント
- 体調が良くなる生活習慣を実践する
- 肌への外的刺激を今の生活習慣から減らす
体の内側と外側、その両面から改善して体全体のバランスを良くすることが、ニキビを遠ざける最も近い道筋なんです。
そのためには、過剰になりがちな肌への負担を「引き算」し、体調をいつも良くするための「足し算」を意識して実践すること。
では、具体的に何をどう改善すればいいのか?
ここからは私が日常で実践し、確実に効果をえられた方法をピックアップしてご紹介していきますね。
体の調子を良くするための3つの生活習慣とは
毎日の体調に深くかかわる重要な生活習慣といえば、よく食べ、よく動き、よく眠ること。
こどもの頃は当たり前のように達成できた3つの生活習慣も、大人にはなかなか…というのが正直なところですよね。
でも、いくつになろうと体に必要なことはなにも変わりません。
忙しい生活でも体調を整えられるように、不足しがちな部分を生活習慣を補っていきましょう。
もちろん、実生活の負担にならない範囲で、です。自分の体と相談しつつ、無理のないよう実践してみてください。
食生活の足し算と引き算
「1日3食!栄養バランスも良く!食べずぎずに腹八分目!」
これができれば一番理想的ですが、毎日実践するのは現実的ではないですよね。
毎食栄養バランスの良い適度な食事が用意…できない分、私はこんな方法で補ってみました。
水分不足にきをつけて
個人差や年齢差はありますが、人体を占める水分量はおよそ60%。
このラインを下回ると、体には様々な影響が起きはじめます。それは、肌も例外ではありません。
・肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすくなる
・血行不良が起こり、老廃物が排出しにくくなる
体の水分量が低下すると、血液中の水分も低下してしまいます。すると血流が滞り、いわゆる血行不良に。
全身へ酸素や栄養を届けるのも、老廃物の排出も、スムーズにできなくなるんです。
必要なものが届かず、要らないものがたまった皮膚はニキビや肌荒れを引き起こやすくなります。こうなると、外側からいくら保湿してもケアが追いつきません。
また、水分量の減少は髪質にも影響します。
水分量の減った髪は傷みやすく、パサつきが出たり、ツヤがなくなりやすいです。
その髪をなんとかしようと成分の強いスタイリング剤など使えば、それ自体が肌荒れの原因になり、状況はどんどん悪くなるばかり…。
肌や髪を良い状態に維持するためにも、水分は積極的に摂取するようにしましょう。
具体的な目安は、1日1.2リットル。一般的なマグカップの容量が300ml程度なので、およそ4杯分ですね。
朝1杯、日中2杯、夜1杯と考えれば、そう多くはないはずです。
水分はコーヒー、お茶、ジュースでもOK。アルコールはだめですよ!
便秘による肌荒れはふせげる!?
ニキビがすごく出やすいときって便秘がちなこと、多くありませんか?
それ、気のせいじゃないんです。
便秘中の腸内は悪玉菌がとても増えやすく、その過程で発生した便の腐敗物質の一部は血流にのって全身をかけ巡ります。
すると、その物質が刺激となってニキビの元になったり、肌の代謝が阻害されて治りが悪くなったり…。便秘はニキビや吹き出物など肌トラブルの原因になりうるんです。
胃腸など消化器官の不調による便秘を「弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)」といい、肌の状態を悪化させる要因の1つと言われています。
弛緩性便秘の主な原因
- 運動不足による筋力低下
- 食物繊維不足
- 水不足
腸内環境は、肌の状態にダイレクトに影響します。つまり、便秘による肌荒れやニキビを防ぐなら、腸内環境を整えることが最優先。
そのためにも、普段から食事には気を配りたいですよね。
でも、仕事や友人との付き合いもあるし、肌に配慮した食事ばかりはなかなか難しくて…。
用意できないことがストレスになっては元も子もないので、私は普段の食事に「腸環境を良くするための食材」を加えてみました。これがなかなか効果的。
色々試してみましたが、最終的に落ち着いたのがこちらの4つです。
・ヨーグルト
・おかゆ
・もち麦
・わかめ
全てを毎日食べる必要はありません。その日の気分にあわせて、どれか1つを加えればOK。
1つだけなら用意も手間じゃないし、いつでもリカバリできる~と思うと結構ストレスフリーでいいんです。
この中でも、特におすすめしたいのが「もち麦入りおかゆ」。朝ごはんをこれに変えてからは、便秘の存在を忘れるほど快腸になりました。
参考までに、レシピを置いておきますね。
用意するもの
- ちびくろちゃん…1つ
- 生米…大さじ3
- もち麦…大さじ1/2
- 塩…小さじ1/2
- 水…400ml
- ちびくろちゃんに生米ともち麦、塩をいれる
- 水を入れて1時間ほど吸水させる
- 電子レンジ(500W)で14分
- 15分ほど蒸らしてできあがり
寝る前に②まで準備し、翌朝電子レンジにかけるだけ。支度している間に朝食が完成するので、本当に楽ですよ。
ちびくろちゃんって?と思った方は、こちらの記事をどうぞ。
週に1回「リセット」しよう!
ここまでお話したとおり、肌は体の内側で起きたことが大きく影響します。
ニキビと無縁な肌を目指すなら、やはり食生活の乱れをさけたいところ。
でも、毎日あれこれ考えるのは大変!…なので、体内の調子を整えるための「リセット日」をもうけてみました。
リセット日のルール
- 週に1日だけ
- 肉、魚、野菜をバランスよく
- 海藻などミネラルや食物繊維も
- 食材の種類をできるだけ多く
- インスタント食品はNG
- 糖分は果物中心
- お菓子は控えめに
週に1日、この日はできるだけ多くの栄養素を体にとりいれます。朝昼晩とできるといいですが、難しければ夕飯だけでも大丈夫です。
ポイントは、とにかく食材の種類を増やすこと。ヘルシーそうだからと野菜だけ食べるのはオススメしません。
ニキビ対策に有効なビタミン郡は、単独で摂取しても本来の効果が発揮しにくいためです。
ニキビを防ぐために有効なのは、食物繊維とビタミンB・E郡。
一例ですが、その栄養素を含む代表的な食材をピックアップしてみました。食材の種類を増やすときの参考にしてください。
食物繊維:麦めし、豆類、芋類、柑橘類、バナナ、海藻
ミネラル:レバー、魚介、青菜類、貝類、牛肉、海藻
ビタミンB1:豚肉、かつおぶし、投入、ごま
ビタミンB2:納豆、わかめ、チーズ、卵、アーモンド
ビタミンE:アーモンド、らっかせい、オリーブ油、しそ
また、糖分は水分やビタミンを一緒に摂取できる果物がオススメ。
油脂や糖分過多になりがちなインスタント食品やお菓子は控えましょう。
適度な運動は下半身を中心に
ニキビと無縁な生活を目指すなら、適度な運動は欠かせません。
運動不足を解消すると得られる効果は、多くの肌トラブルの元を解消してくれます。
・血行促進
・新陳代謝アップ
・ストレス解消
・腸の動きを活発化
・睡眠の質の向上
ニキビを防ぎたい人は、腸腰筋含む下半身の筋トレを重点的にやってみましょう。
下半身には全体の7割の血液が集まっており、鍛えることで血行や腸の活発化を促してくれます。
足腰の強化やむくみの解消もできるので、まさに一石二鳥ですね。
また、ウォーキングできる環境が自宅周辺にあるなら、1日10分程度のウォーキングでも効果はあります。
運動は続けることが大切なので、自分にあった方法を探ってみるとよいでしょう。
ところで私、家にいるのが好きなんです。運動は嫌いじゃないけど、そのために外に出たくない…。1日10分ですら、外に出たくない人間なんです。
筋トレやストレッチも効果は感じられるけど、どうにも続かなくて…。
家から一歩も出ずに、適度に運動できて、汗もかけて、長く続けられる方法。探していたら、とうとう見つけました。これです。
このゲーム、本当に良くできています。
リングフィット・アドベンチャーのオススメポイント
- 年齢や普段の運動量にあわせた適度な運動負荷
- 全身をくまなく鍛えられるメニュー内容
- 一か所を集中して鍛えるトレーニング構成も可
- 飽きさせないストーリーやゲーム性
- ひたすらほめてのばすスタイル
家で筋トレをするなら、これ以外の選択肢はないと断言できるほどの完成度です。1日30分のつもりが、気づいたら1~2時間たっていることも。
足音に配慮してプレイすることが可能なので、マンションでも問題なくプレイできます。
ゲームに抵抗がないなら、迷わずやってみてください。後悔はさせませんよ。
運動でかいた汗は、はやめに洗い流しましょう。そのままにすると、ニキビの元になってしまいます。
洗顔料は使わずに、ぬるま湯でさっと洗い流すだけでOKです。
睡眠は【時間×質×就寝環境】を見直して
私たちの肌は、起きている時も眠っている時も常に代謝しつづけています。
特に睡眠中(22時~深夜2時)は肌細胞の再生が活性化され、健康できれいな肌を保つためにとても重要な働きをしているんです。
でも睡眠は眠ってさえいれば、なんでもいいわけではありません。こんな睡眠は肌の代謝を阻害し、むしろ老化をすすめてしまいます。
・不規則な睡眠時間
・睡眠時間の不足
・睡眠の質が悪い
代謝の滞った肌は外的刺激によるダメージの修復が遅れ、残った古い角質が新たなニキビの原因に。また、ニキビ自体の治りも遅くなってしまいます。
最近よく眠れてないな~と感じる人は、毎日の睡眠を見直してみましょう。
主な見直しポイントは、次の3つ。
睡眠の見直しポイント
- 十分な睡眠時間を確保できているか?
- 質の良い睡眠がとれているか?
- 肌にやさしい就寝環境になっているか?
具体的にどう見直せばよいのか?また、やってはいけないNGな方法について、こちらにまとめてあります。
睡眠は質・時間・環境のどれが悪くても、体本来の回復力が発揮できません。
自分の睡眠に足りないものはなにか?一度じっくり向き合ってみましょう。
今すぐできる2つの生活習慣で肌への刺激をへらそう
私たちの肌は常に外気にふれ、生活でさまざまなものに触れ、そのたびに刺激を受けています。これをゼロにすることは、生きている限り不可能でしょう。
でも、生活上の刺激をできる限り減らしてみる…生活習慣から「引き算」するのは、実はそう難しくないんです。
コストも手間もかかりません。さっそく今日から実践してみましょう。
身の回りから「刺激」をへらす
ほとんどの人が知らない、あるいは意識していない事実を1つ、ここでお伝えします。
それは
ということです。
近所のスーパーやドラッグストアに並ぶたくさんの日用品から選ぶとき、肌への影響を気にしたり、調べたりしていますか?
おそらく、ほとんどの人の答えが「NO」ですよね。私もニキビに悩んでいた頃は、何も考えずにセール品を選んで買っていました。
でも、たまたま手荒れ対策に日用品を見直したときに、ふと気づいたんです。手指が荒れるくらい強い成分なら当然顔にも影響するんじゃないか、と。
それでよくよく調べてみたら、私たちが生活上で肌に触れる機会の多い日用品ってこんなにあったんです。
肌によく触れる日用品
- メーキャップ化粧品
- 基礎化粧品
- ヘアケア・ボディケア用品
- ヘアスタイリング剤
- 洗濯用洗剤・柔軟剤
- 台所用洗剤
肌に刺激の少ない日用品を意識するようになってから、ニキビの出現率は見事に激減しました。
ニキビだけじゃなく、目に見えるような肌荒れもほぼありません。
では、具体的にどこを意識して選べばいいのか?日用品ごとにポイントをまとめてみました。
化粧品
化粧品には基礎化粧品とメーキャップ化粧品があり、女性は特に触れる時間の長い日用品の1つですよね。
メーキャップ化粧品
ファンデーション・口紅・眉墨・アイシャドウなど
基礎化粧品
洗顔料・化粧水・美容液・乳液・保湿クリーム
1日12時間以上連続してつけることも多い化粧品は、とにかく肌へのやさしさ重視で選びましょう。
ニキビから遠ざかる化粧品選びのポイント
- 無香料
- 敏感肌向け
- お湯か石けんで落とせる
化粧品に含まれる香料のほとんどは、刺激の強い人工香料。その香料が使われていない無香料化粧品は、それだけでも肌への負担をかなり減らせます。
パッケージに「無香料」または「天然成分の香料のみ使用」の記述がある化粧品を選んでみてください。
また、オフ時にゴシゴシ擦らないですむよう、あらかじめ簡単に落とせる化粧品を選ぶことも大切です。
化粧が落ちないからと成分の強い洗顔料で擦れば、顔全体のニキビはもちろん、皮膚の薄い目周辺のシワやシミの原因にも。
マスカラなどのポイントメイクはお湯や石けんでオフできるタイプを、クレンジングは敏感肌向けのものを選ぶと安心です。
ミネラルコスメやナチュラルコスメを扱うブランドを中心に探してみてください。
今はリーズナブルなプチプラコスメがかなり豊富なので、選ぶのがなかなか楽しいですよ。
ヘアケア・ボディケア・ヘアスタイリング
顔に直接触れないんだし、直接洗わなければ関係ないと思われがちですが、意外とニキビの原因になりやすいのがこの3つ。
ヘアケア用品
シャンプー・リンス・トリートメント
ボディケア用品
ボディソープ・保湿クリーム
ヘアスタイリング剤
ヘアワックス・ジェル・ムース・スプレー
刺激の強いシャンプーやリンスは頭皮や毛穴の状態を悪化させ、ニキビをできやすくしてしまいます。これは、ボディソープでも同じです。
ニキビを遠ざけるために選ぶためのポイントは、次の2つ。
ニキビから遠ざかるヘア・ボディケア選びのポイント
- 汚れや毛穴の詰まりを洗浄できる
- 髪や肌に成分が残らない
汚れをきちんと落としつつ、残さずきれいに洗い流せて、肌の負担にもならない石けんや天然成分のものを選びましょう。
手洗いのイメージが強い石けんですが、実はこれ一つで頭からつま先まで洗えます。多様なバリエーションから選べますし、何種類もの在庫を管理する手間がいらないのも魅力的。
洗い上がりがしっとりするオリーブ系のアレッポや、
洗顔しても顔がつっぱりにくいビューティーソープが私のイチオシです。
また、天然成分のみで出来ているロゴナシリーズは価格は高いものの、その効果は郡を抜いて良いです。
私は週に1日だけ使っていますが、それでも十分すぎるくらいの効果を感じています。
普段は安価な石けんとクエン酸リンス、たまにロゴナ…にしてからは肌トラブルがほぼなくなり、髪と肌の状態がとても良くなりました。
ロゴナシリーズは髪質や肌質によって商品が分かれているので、自分にあったものを選ぶといいですね。
ヘアスタイリング剤では椿油やゆずミストのほかに、プロダクトやロレッタなどの天然成分のヘアワックスがオススメ。
使用した髪が肌に触れたときの刺激を最小限におさえ、髪に潤いやツヤを与えてくれます。
逆に絶対さけたいのが、石油系の合成界面活性剤使用のもの。
石油系の原料臭を隠すための人工香料は肌荒れの直接的な原因になりますし、きれいに流すためには大量の水と手間を要します。
流し損ねれば毛穴の詰まりや雑菌が繁殖する原因にも。
安価で大量に並ぶのを見かけますが、今は天然成分のものもリーズナブルに購入できます。わざわざ選ぶ必要はないでしょう。
洗濯用洗剤・柔軟剤
洗濯とニキビになんの関係が?って思いますよね。めちゃくちゃあります。ここを無視してニキビと無縁な生活なんて、絶対ありえません。
洗濯用洗剤や柔軟剤も先ほどのヘアケア用品同様、石油を原料とした合成界面活性剤が使われたものが多く市販されています。
よくCMで有名な俳優さんが宣伝している商品のほとんどが、これです。
最近は(なぜか)すすぎ1回をすすめる洗剤が増え、衣類の汚れや洗剤そのものが洗いたての衣類に大変残りやすくなりました。
また、柔軟剤は投入後すすぎませんから、使えば衣類の表面にダイレクトに付着しています。
そんな衣類が四六時中あなたの肌に触れ続ければ、どうでしょうか。ニキビどころか、あらゆる肌荒れが待ったなしです。
刺激の強い洗剤や柔軟剤が多く残り、なおかつ汚れも蓄積された衣類を着続けるのですから、当然といえば当然でしょう。
人工香料が含まれるものも多く、二重三重に肌にやさしくない衣類に仕上がっています。
ニキビと無縁になりたいなら、合成洗剤や柔軟剤の使用をまずやめましょう。
代わりに、肌にやさしく、洗浄力や消臭力もしっかりしているものを使ってください。
具体的には、主成分が石けんか100%天然成分のものがオススメ。これらは洗浄力・消臭力に申し分なく、柔軟剤なしでも衣類やタオルのごわつきを防いでくれます。
主成分が石けんまたは天然成分の洗剤
- シャボン玉スノール
- 無添加 お肌のための洗濯用液体せっけん
- パックス 洗濯用石けんWパワー
- バジャン
- ヤシノミ洗たく洗剤
- ピリカレ
- 洗たくマグちゃん
基本的にコスパが良いものばかりで、肌に付着しても荒れる心配がありません。
合成洗剤と比べて割高なものもありますが、柔軟剤が不要なので結果的に安く済むのもありがたいですね。
ちなみに我が家は洗たくマグちゃんとピリカレで洗濯していますが、汚れ落ち良し、消臭良し、コスパ良しと大変助かっています。
それぞれの詳細をまとめてあるので、よかったら購入の参考にしてくださいね。
台所用洗剤
台所用洗剤なんて、食器やシンクを洗うときにしか使わないのに…?どちらかといえば手荒れの印象が強い台所用洗剤ですが、実はそう遠からずニキビと関係あるんです。
食器を洗うときって、かなりの量の水しぶきがとんでいます。
とんだ水は、衣類はもちろん、肌にも結構付着するんです。その水にはお使いの台所用洗剤がたっぷり含まれていますから、これも当然肌にはやさしくありません。
毎回マスクをすれば防げなくはないですが、さすがに面倒ですよね。
肌への付着がさけられない以上、肌にやさしい成分の洗剤を選んでおくのが最良の選択です。
台所用洗剤も、石けんや天然成分メインの台所用洗剤が多く市販されています。
その中でも、コスパ面と性能の良さ、肌へのやさしさから私が全力でオススメするのがヤシノミ洗剤です。
ヤシノミ洗剤はその名の通り、ヤシの実由来の植物性洗浄成分で出来ています。
無香料・無着色・天然界面活性剤で肌にやさしいほか、その高い生分解性から環境にもやさしい製品です。
1971年誕生以来、なんと50年も愛され続けている超ロングセラー商品!これを使い始めてから手荒れは激減し、ニキビの頻度も目にみえて減りました。
気になる洗浄力ですが、豚トロを焼いたフライパンの油汚れも余裕でおちます。肌にやさしいのに、この洗浄力の強さ…ありがたいです。
価格も安く、ほとんどのスーパーやドラッグストアで手に入ります。一度試してみてください。明らかな肌の変わりように、驚くこと間違いなしですよ。
スキンケアは…しない!?
スキンケアって、皆さん結構お金も時間も手間もかけていませんか?
そんなあなたにお伝えしたい、もう一つの重大な事実がこちら。
程度や頻度は人によるとはいえ、正直「ほとんどの人のスキンケアは過剰である」と思われます。
クレンジングして洗顔して化粧水してパックして乳液して保湿して…何十種類もの成分を肌に塗りつけていませんか?どれだけ肌に押し付けても、それは一時的なもの。
多くのものを肌に塗れば塗るほど、それだけ落とすときの負担も大きくなります。
どれだけやさしく手で触れたとしても、つける・洗うという行為はやはり肌を刺激してしまうんです。
ニキビのない健やかな肌を保ちたいなら、出来る限り肌にふれる機会をへらすことを意識してみましょう。もちろん、汚れをそのままにするという意味ではありません。
目的は化粧品に頼ったスキンケアをへらすことで洗う回数を減らし、肌本来の再生力を正常に働かせること。
ニキビと無縁な私が、実際に毎日実践している方法がこちらです。
肌本来の良さを活かすなら
- 朝は水で洗うだけ
- 夜は35度以下のぬるま湯で洗顔
- 洗うときは手ではなく泡や水でなでるように
- オリーブオイル配合や無添加の石けんでやさしくオフ
- 乾燥しそうなら馬油やワセリンで保湿を
用意するものは、無添加石けんと保湿用の馬油やワセリンだけ。
肌に刺激にならないぬるま湯(水?)と石けんだけで、肌をやさしく洗ってあげましょう。
肌に負担をかけずに洗うコツは「なでるように洗うこと」。
手のひらや指で肌をこすらず、泡でなでるようにササっと洗ってみてください。
洗い流すときも手のひらでこするのではなく、手にためた水に顔を沈めるように。
手と肌は常に1cm以上あけることを意識すると、うまくいきますよ。
最初の頃は多少の皮むけ等あるかもしれませんが、無香料の馬油やワセリンをうすーく塗ってあげればOK。それだけで自然とおさまります。
保湿も、乾燥時期以外は必須ではありません。肌の様子をみて、必要な箇所だけ塗る程度にしてください。
実践してみるとわかりますが、肌ってあまり手をかけない方が調子がいいんです。
私たちの体は常に良い状態を保つために頑張ってくれています。その頑張りを少しだけフォローするくらいで、適度にバランスがとれるようにできているんですね。
いきなり今までのスキンケアをやめることに抵抗がある人は、少しずつ変えていっても大丈夫。
まずは肌にやさしい化粧品に変えてみて、次に保湿を馬油に変えてみて…と、自分のペースにあった進め方でやってみましょう。
まとめ|ニキビと無縁な生活習慣はすぐそこにある
この記事でご紹介したニキビと無縁になるための生活習慣は、次の5つです。
ニキビと無縁になるための5つの生活習慣
- 食生活は「不足を補う」を意識して
- 下半身を中心に適度な運動を
- 睡眠の質や環境の向上
- 身の回りの刺激は最低限に
- スキンケアはシンプルにして
ニキビや肌荒れのない健やかな肌は、体の内側と外側両方のバランスから成り立つもの。
体の外側にこだわりすぎず、内側からのサインに耳をかたむければ自然と肌は元気になってくれます。
この記事を参考に、まずは自分の体やライフスタイルと向き合ってみてください。そして、足りない生活習慣を足して、多すぎる生活習慣はなくしてみましょう。
それだけで、ニキビと無縁な生活はすぐそこに見えてきますよ。