引っ越し

引っ越し当日の流れが一目瞭然!あわせて準備すべき必要なもの12選

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引越し前のいろいろな準備は、順調にすすんでいますか?

荷造り・家具家電の準備に役所やライフラインの手続き…やること盛りだくさんできっとだいぶお疲れかと思います。

適度に休息をとりつつも引っ越しの準備が順調にすすんでいるなら、あとは当日を待つばかりです。

 

ところで、引っ越し当日はどんな流れですすむのでしょうか。

現住居も賃貸の場合は、実家から引っ越す場合よりやらなければいけないことが多いです。退去手続きには敷金など金銭が絡む面もあるので、緊張や不安もあると思います。

そこで、この記事では

・引っ越し当日の一連の流れ

・当日に必要なもの、あると便利なもの

について、解説していきます。

引っ越し当日の流れをしっかり頭にいれておくことで不安を減らし、忘れごとなく、気持ちに余裕をもって当日をむかえられます。

当日に必要なもの、あると便利なものもあわせて確認していきましょうね。

引っ越しが始まる前にすませておきたい2つのこと

落ち葉とほうきと秋引っ越し当日は、次のような流れですすめられます。

  • STEP1
    搬出前準備
    引っ越し前の最後の準備時間
  • STEP2
    現住居から搬出~退去
    引っ越し開始から現住居の退去まで
  • STEP3
    新居へ移動
    新居への移動時間で用事はすませよう
  • STEP4
    新居に搬入~引越完了
    新居への荷物の搬入から引っ越し完了まで
  • STEP5
    新たな暮らしの準備~荷ほどき
    新生活に必要なものを揃えつつ、荷物をあけていこう

まずは、搬出前にすませておきたい2つの準備から解説していきますね。

忘れものはありませんか

現住居に忘れ物がないか、部屋の隅々まで確認します。

特に、賃貸の場合は忘れ物があると撤去費用を請求される可能性があるので、要注意です。見慣れた部屋ですが、目を皿にして見回してみましょう。

特に注視したい部分は次の7つです。

・台所の上下収納

・シンク下

・ベランダ

・窓枠

・浴室内収納

・トイレットペーパー、トイレ内収納

・シューズボックスの中

ぱっと見渡せる居間や大きなクローゼットの中はすぐからっぽなのがわかりますが、ぱっとみえないところは見落としがちです。

特にベランダは要注意で、物干し竿や鉢植えなど自力で運ばないけど持っていくものが忘れやすくなっています。

あらかじめ、室内に移動しておいたり、引っ越し業者が来るころに窓を開け放しておくのも忘れ物防止になりますね。

また、トイレなど退去ぎりぎりまで使う場所は、最後に使用するときにトイレットペーパーなど忘れずに撤去しましょう。

 

ダンボールの最後の1箱をあけておいて、そこに最後の荷物をいれられると理想的です。

それが難しければ、大きめのトートバッグやリュックを用意しておき、自分で運んでしまうのも楽にすみますよ。

・大きめのトートバッグやリュックがあると便利

・トイレットペーパーの撤去を忘れずに

・ベランダが心配な人は窓を開けておこう

かるく掃除しておこう

荷造りで中身の片付いた棚や床を軽く掃除しておきましょう。

搬入時に、一部の引っ越し業者はざっと乾拭きしてくれますが、最低限のほこりを取り除くといった感じです。

自分できれいにしておいた方が、引っ越し時間の短縮につながるでしょう。また、家具をきれいにしておけば、搬入後もすぐに片付けを始められます。

 

かといって、掃除機まるごと出しておくわけにはいきません。トラックに積んで運んでもらう荷物はできる限り崩したくないですよね。

そこで、私がオススメするお掃除道具はこちらです。

・クイックルワイパー

・ワイパーの先につけるシート(100均でOK)

・フローリングシート(100均でOK)

・ゴミ袋(〇Lの大きいものではなく、コンビニのビニール袋でOK)

クイックルワイパーは組立・分解可能で、分解すると一番長いパーツでも30cm程度です。各シートもそうかさばるものでもないので、新居へ自力で持ち運んでも負担になりません。

また、フローリングシートは床だけでなく、中身がなくなった棚や備え付けの収納の中を拭くのにも役立ちます。

出たゴミはまとめておいて、搬出後の掃除のものといっしょにお片付けするとよいでしょう。

・クイックルワイパーやフローリングシートなど掃除道具

・家具をきれいにしておくと後が楽

搬出から退去までに起こる3つのイベント

風通しのよくなった部屋次に、引っ越し業者が到着してから現住居を退去するまでのお話です。

 

引越作業が始まると、退去完了までは基本的に住居を離れられません。

作業員に留守を任せてちょっと買い物に…なんてできないので、先ほどの2つの用事以外にもあれば開始前にすませましょう。

いよいよ引っ越しスタート

引っ越し業者が到着したら、いよいよ引っ越しが始まります。

作業員との顔合わせ後にすぐ搬出をはじめるので、邪魔にならないよう部屋のはじっこにいましょう。

その際、運び忘れのないよう、積んでほしい荷物を作業員へ伝えます。

自転車やバイクなど建物の外にあるものは誤って他住人のものを積まないよう、積む場面に居合わせておけば安心です。

 

大型家具や家電を搬出すると、大量のほこりやゴミがでてきます。クイックルワイパー等で、さっと掃除しておくのがオススメです。

退去後にクリーニング業者が入るのであれば、ピカピカに掃除しておく必要はありません。

自分が踏んだり吸い込まない程度に軽く片付けておくと、退去までの待ち時間で過ごしやすくなりますよ。

・搬出する荷物は忘れずにすべて伝えよう

・搬入前に使った掃除道具はここでも活躍します

・ごみ袋は間に合いそうならトラックに積んでもOK

ガス停止作業の立ち合い

立ち合い不要の場合は、読み飛ばしてOKです。

ガスは前日の入浴に必要なため、引っ越し当日まで使える状態にしていることがほとんどです。

搬出作業や、搬出後から退去立ち合いまでの間にスケジュールしておくとスムーズにすすめられます。

停止作業の立会いは、15~20分で終了します。詳細はこちらの記事からどうぞ。

・特になし

現住居を退去しよう

現住居が実家などで特に手続きがなければ、ここは読み飛ばしてOKです。

現在の住居も賃貸の場合、搬出完了後に必ず行うのが「退去立ち合い」です。

この退去立ち合いをすべて完了した段階で「退去」となり、今後部屋への立ち入りはできなくなります。忘れ物をしないように気を付けましょう。

退去立ち合いは、不動産会社(または退去立ち合い代行会社)とあなたの二人で行います。

大家さんが同席する場合もありますが、私が引っ越したときは二回とも同席しませんでした。

不動産会社や大家さんの都合で変わるようなので、事前に聞いておくことをオススメします。

 

退去立ち合いでは、主に次のやり取りを行います。

・各設備の取扱説明書の返還(入居時に渡された場合のみ)

・ポストの開錠番号の連絡(こちらで開錠番号の設定をした場合)

・敷金の精算

・退去時に渡す書類の提出(署名や印鑑が必要)

・郵便物が残っていないか確認

・現住居の鍵の返還(スペアキー含む)

この中でもっとも緊張するのが「敷金の精算」です。入居時に預けている敷金から、原状回復に必要な費用や退去時のクリーニング費用を差し引き、残額が返金されます。

敷金ゼロ物件は、入居時にクリーニング費用を先に払うことが多いです。その場合は、原状回復費用の精算のみとなります。

原状回復費用は、次の流れで決まります。

①入居した部屋に破損等あるか、立会人と確認する

②原状回復が必要な箇所がある場合、立会人が費用を見積

③見積金額に納得できればその場で了承し、精算

何もなければそれが一番ですが、もし何かあれば原因や費用についてしっかり話し合ってください。

立会人は破損の報告だけでなく、修復方法やそれにかかる具体的な費用も説明してくれます。納得いくまで質問し、OKであれば手続きをすすめましょう。

敷金内で原状回復費用がおさまれば返金、超えてしまえば振込となります。

最後に、鍵をわたせば完了です。お世話になった旨を伝え、新居へむかいましょう。

・返還する鍵と各取扱説明書

・必要書類、印鑑

・原状回復費用の詳細は必ず確認

・お世話になったお礼を必ず伝えていこう

新居へ移動し、引っ越しを完了させよう

二つの扉退去が終わったら、新居へ移動し、先ほど搬出した荷物の受け入れを行います。

新居での搬入中は、搬出中同様に住居を離れることができません。新居で必要になるものを買い足すなら移動中にすませたいところです。

旧居から新居へ移動しよう

よく勘違いされる方が多いですが、新居への道のりは自力で移動する必要があります。

引越トラックに乗れるのは荷物と作業員だけなので、事前に移動手段や時間を確認しておきましょう。

搬出時に、引っ越し業者と搬入開始時刻について打ち合わせしておけばOKです。

必ず住居人が先に着いて鍵を開けておく必要があるので、余裕をもった移動スケジュールにしておきましょう。

引っ越し作業をしてくれた作業員さんにこころづけとして飲料など渡す場合は、移動中の購入がベストです。

搬入がはじまると新居から離れるタイミングがないので、新居に着く前までに用意しましょう。私はアクエリアスと栄養補助バーを人数分渡しました。

新居に到着したら、搬入がはじまる前に軽く掃除しておいてもいいですね。

・掃除道具(搬入時と同じものでOK)

・移動手段の確保

搬入時に気を付けておくとよいポイント

新居に引っ越し業者が到着したら、さっそく搬入です。

搬入ルートを確認しつつ、次々と荷物が運び込まれますが、次の点を意識してすすめるのがオススメです。

・ダンボールは収納や窓ガラスの前に積み上げない

・搬入された荷物に破損や破れがないか確認

・すぐに必要になる荷物は別にしてまとめておく

・家具、家電のレイアウト図を用意しておく

収納の前に積み上げると、荷ほどきしながらしまうのが大変になります。また、窓ガラスの近くも危ないので避けた方が賢明です。

また、運び込まれるダンボールや家具にキズ・破れなど破損箇所がないかざっと確認します。

発見や報告は早いに越したことはないので、破損があればすぐその場で作業員へ伝えて対応してもらいましょう。

家具や家電のレイアウト図を準備しておくと、作業員に配置を伝えやすいですよ。家電の設置をお願いした場合は、動作確認までいっしょに確認しましょう。

・部屋のレイアウト図

・ダンボールを積む場所を簡単に決めておこう

搬入完了!引っ越しが終わったら

搬入がすべて完了したら、最後に引っ越し業者への支払と作業完了確認を行います。

作業員といっしょにトラックの中身が空っぽなのを確認し、おろし忘れがなければOKです。

また、自転車など屋外におくものもあわせて確認します。ダンボールは搬出時の数とあっているかだけ数えておきましょう。

 

支払は、ほとんどの引っ越し業者が「現金払い」になります。おつりはでますが、ぴったり用意しておいた方がお互い手間がなくてオススメです。

支払とあわせて作業完了確認書にサインをして、これで引っ越しのすべてが終了です。

 

最後に飲料など渡したい場合は、さっと渡してお礼を伝えましょう。

時間にもよりますが、作業員は次の引越現場へ向かわなければいけません。つい長話をして、引き止めないようにしましょうね。

・支払用現金

・渡す用の飲料やお菓子など

引越後にすぐとりかかりたい4つのこと

観葉植物が取り残された部屋引っ越し作業が完了しても、今までの日常生活はすぐに訪れてくれません。さしあたって、最低限の生活ができる環境であるかの確認と、生活必需品の準備をすすめます。

山積みになっている解放待ちの荷物たちは、ゆっくりほどいていきましょう。

ライフラインをチェックしよう

新居での新しい生活をはじめるために、まずはライフラインをチェックしましょう。

・ガス開始(開栓)立ち合い

・水道がどの蛇口からも出るか

・通電しているか

ガスは引っ越し前に申し込んでおいた開始立ち合いが完了すると、使えるようになります。

ガス会社の作業員から、コンロだけでなくお風呂などお湯がでるかも確認してもらえるので安心です。

水道はすべての蛇口から出るかどうか確認しておきましょう。一か所でも出ないところがあれば、大家さんか不動産会社へすぐ連絡する必要があります。

電気は、アンペアブレーカーを上げて、明かりがつけばOKです。照明器具がまだなくて使えなければ、携帯の充電器をさすとすぐわかりますよ。

 

ライフラインがすべて通じていることが確認できないと、次に行う作業に支障がでてしまいます。必ずすぐ確認しましょう。

・携帯と携帯の充電器

大型家具・家電の搬入

新居用に新たに用意したものは届き次第、搬入・設置します。先に届いたダンボールの山が搬入ルートをふさがないよう注意しておきましょう。

家電で設置・動作確認までしてもらう場合は、事前にライフラインが使える状態にあることが必要です。

・特になし

1週間分の食料と日用品を買いに

搬入したいものがあらかた揃ったら、近隣の探索を兼ねて当面の食料と日用品を揃えにいきましょう。とりあえず1週間分あればOKです。

あわせて、次の施設がどこにどの規模で何店舗あるか、営業時間や駐車場の有無も確認できるといいですね。

・スーパー

・ドラッグストア

・病院(内科・耳鼻咽頭科・歯科・総合病院)

・薬局

・100均ストア

・コンビニ

・テイクアウト店

・レストラン

特に営業時間については新型感染症対策で縮小する店舗が多いので、写真で残しておくと使いやすくなりますよ。

・エコバッグ

・携帯(のメモ機能)

暮らしを優先しながら荷ほどきをすすめよう

当面の暮らしの準備ができたら、がんばって詰めた荷物をあけていきましょう。

当日から必要なダンボールの山(先ほど別にしておいた分)から順に、あとは片っ端からあけて収納にどんどんいれていきます。

きれいにしまいたい気持ちはあるかもしれませんが、今はとにかく開封してしまいましょう。

ダンボールをすべて畳めると、それだけでもだいぶスペースを確保でき、落ち着いて暮らせますよ。

 

ただし、荷ほどきは荷造り同様、気力も体力も必要です。箱数にもよりますが、最低でも2週間程度、多ければ3~4週間はかかります。

ただでさえ引っ越しのあれこれで削られた気力と体力は、新居にきたからといってすぐ回復するものではありません。

また、引越後にしなければいけないことは荷ほどき以外にもあるんです。

新居での生活に慣れることや自分の体調を崩さないことを優先し、慌てずゆっくりすすめていきましょう。

・ガムテープや荷紐(ダンボール廃棄用)

・ゴミ袋(45Lサイズがオススメ)

・自分が体力や気力を回復できるもの

引越後にでる大量のダンボールは、引っ越し業者によっては無償引取りしてもらえます。

古紙の日に自力で出してもいいですが、枚数も多く、厚みがあってしっかりしたダンボールはまとめるだけでも一苦労です。

引越以外にも家具や家電のダンボールは出ますから、利用できるものは利用して積極的に負担を減らしましょう。

まとめ|一連の流れを頭にいれて引っ越し当日をむかえよう

森の階段をおりていく猫引っ越し当日の一連の流れを解説しました。

また、この記事でご紹介した必要なもの・あると便利なもののまとめがこちらです。

・大きめのトートバッグやリュック

・クイックルワイパーやフローリングシートなど掃除道具

・返還する鍵と各取扱説明書

・退去時必要書類、印鑑

・部屋のレイアウト図

・支払用現金

・渡す用の飲料やお菓子など

・携帯と携帯の充電器

・エコバッグ

・ガムテープや荷紐(ダンボール廃棄用)

・ゴミ袋(45Lサイズがオススメ)

・自分が体力や気力を回復できるもの

これらを引越トラックではなく自力で運ぶ荷物に含めておくと、引っ越しをさらにスムーズにすすめられるでしょう。

引越は想像以上に体力も気力も使います。荷ほどきも大事ですが、当日は早めに休んで翌日から本腰いれたいところです。

そのためにもこの記事を参考に、最低限必要なものや準備だけしておくことをオススメします。