引っ越し

ライフラインや電話の「引っ越し」って?7つの手続きを徹底解説!

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新居が決まり、いざ引っ越すとなると多くの「やらなければならないこと」が出てきますよね。

不動産会社や引っ越し業者との契約、家具や家電の準備、荷造りや不要品の処分…そして、もう一つとても重要なことがあります。

それは「住環境が変わることに伴うさまざまな手続き」です。

引っ越しで住環境が変わると、主に次の4つの手続きが必要になります。

・ライフラインにかかわる手続き

・公的証明にかかわる手続き

・毎日の生活にかかわる手続き

・特定の条件のみ該当する手続き

この記事では、4つのうちから「ライフラインにかかわる手続き」を中心に解説していきます。

ライフラインにかかわる主な手続きは、全部で7つです。

・現在の住まいの解約(退去)手続き

・上下水道使用に伴う手続き

・電気使用に伴う手続き

・ガス使用に伴う手続き

・郵便物の転送手続き

・固定電話の引っ越し手続き

・その他住所変更手続き

どれも日常生活に関わる重要な手続きですが、その中でも優先順位の高い順に並べてあります。

忘れると新生活に支障をきたすものばかりですので、いっしょにチェックしていきましょう。

現在の住まいの解約

物憂げな白い花と開いたままの玄関現在の住まいも賃貸であれば、引っ越しが決まった段階ですぐ解約(退去)手続きをすすめましょう。

実家から出る、同棲を解消するなど誰か一人でも今の住居に残るならこの手続きは不要です。

まず、現在の住まいを借りたときの契約書から、解約予告についての記載を確認してみましょう。「退去は〇か月前までに要連絡」など記述されているのがそれです。

通常、退去希望日の1~2か月前を期限とすることがほとんどですが、万が一契約書に記載が見つからなければ不動産会社へ至急連絡してください。

退去希望日から逆算した解約予告日を過ぎてしまっている場合は、日割家賃を負担することになります。

契約書にしたがい、解約予告日の期限までに不動産会社へ解約の旨を連絡します。不動産会社から解約手続きについて指示があるので、忘れずに行いましょう。

・連絡先は不動産会社

・引っ越し日の1~2か月前までに連絡しよう

電気の停止・開始手続き

暗い部屋の机の上で煌々と光る電球生活に欠かせない電気は、次の2つの手順で引っ越しをすすめます。

・今の住まいで契約中の電力会社で電気の停止手続きをする

・新居で契約したい電力会社へ電気の開始手続きをする

両手続きとも、電話かインターネットで申込みできるところがほとんどです。

遅くとも引越日の一週間前までの手続きをすませましょう。

引越しの繁忙期(3~4月)はどこの電力会社もスケジュールが早く埋まってしまうため、できる限り早く連絡した方が安心です。

引越日の2~3週間前までに、可能なら引越日が確定した段階ですませられると理想的ですね。

停止手続き

今の住まいで契約中の電力(供給)会社へ、引越の旨を伝え、電気の停止手続きをはじめましょう。

次の停止手続きに必要な情報は、次のとおりです。

・検針票記載の情報(契約プラン・お客様番号・供給地点特定番号など)

・停止したい住所

・契約書氏名

・連絡先

・使用停止日

・最終使用分の請求先

・停止理由

電話でもインターネットでも数分程度でおわります。

水道同様、引越し日当日の立ち合いは不要ですので、最後に部屋を退出するときにブレーカーを落として終了です。

開始手続き

停止のときと同様、電力会社に開始の申込をすればOKです。

申込内容を誤ると入居日当日に電気が使えないことも考えられるので、入力ミスをしないよう気を付けましょう。

・新居の住所(マンションなど部屋番号を間違えないように)

・契約者氏名

・希望の電気料金プラン

・使用開始日

・料金の請求先、支払い方法

手続きが完了したら、あとは使用開始日に新居でアンペアブレーカーを上げれば使えます。

これで電気にかかわる手続きは終了です。

電力自由化により、供給する電力会社の選択肢が増えつつあります。

今の住まいと同じ電力会社を選んでもいいですが、自分の生活スタイルにあった電力プランを選ぶと電気代を安くできるかもしれません。

お得なキャンペーンをしている電力会社もあるので、いろいろと調べてみてもいいですね。


・電気の使用停止・開始手続きは必ずセットで

・各電力会社から停止申請、申込を連絡

・引っ越し日の1週間前までには必ずすませよう

ガスの停止・開始手続き

ピカピカのガスコンロ台ガスは蛇口やお風呂の給湯、ガスコンロにガスストーブなど生活で必要になる場面が電気・水道と比べて局所的です。

かといって、これだけ手続きを後回しにする理由もないので、まとめてすませておくのが安心でしょう。

 

ガスも電気と同じように、各ガス供給会社で停止・開始手続きをします。

電気・水道と違い、ガスは手続き後に自力で使用停止・開始作業ができません。両方とも必ず立ち合いが必要になるので、スケジュールの調整が必要です。

こちらも、繁忙期(特に土日祝)は枠が早く埋まりやすいので、遅くとも引越日の1~2週間前までの行動をこころがけましょう。

引越日が確定した段階で、手続きしておくのが一番安心ですよ。

停止手続き

今の住まいで契約中のガス供給会社へ、使用中のガス停止の申込をしましょう。

ガス会社のHPや電話で申込可能で、あわせて立ち合い日時の調整が必要になります。

ガスメーターの位置や引越当日の詳細など、電話で直接話して調整する方がスムーズかもしれません。

 

停止手続きに必要な情報は手元に準備しておくとよいでしょう。

・検針票記載の情報(契約プラン・お客様番号・供給地点特定番号など)

・停止したい住所

・契約書氏名

・連絡先電話番号

・使用停止日(立ち合い希望日)

・立ち合い希望時間帯

・最終使用分の請求先

・停止理由

停止作業(閉栓作業)の立会いは、15~20分程度でおわります。

ガスは一度閉めるとすぐ開けなおすことはできませんので、停止作業のタイミングはよく考えて決めてください。

開始手続き

新居で契約したいガス供給会社へ、ガス使用を開始するための申込をしましょう。

各会社のHPに連絡先電話番号や申込サイトが必ず用意されています。以下の情報が必要になるので、あらかじめ決めておくのがオススメです。

・新居の住所

・新居の住宅情報(一戸建て・集合住宅など)

・契約者氏名

・連絡先電話番号

・使用開始日(立ち合い希望日)

・立ち合い希望時間帯

・訪問事前連絡の有無

・支払い方法

使用開始日は、引越日当日になるよう調整をすすめましょう。

ガスが使えないとお湯がでないのでお風呂がわかせませんし、冬にガスストーブを使うのであればなお当日に必要です。

かといって、引越日より早いと、そのためだけに新居に足を運ぶはめになります。

 

開栓作業の時間は、引っ越しの搬入前・搬入後どちらでも問題ありません。

搬入前なら引っ越し部隊より少し早めに到着すれば良いですし、搬入後ならガス機器の接続(設置)も一緒にお願いしやすいです。

私は自分でガス機器を設置するのがこわかったので、次のスケジュールで調整しました。

・開栓作業日時は引っ越し日の搬入終了時刻から1時間後

・ガス機器を設置したい場合は開封しておく(システムキッチンは不要)

・開栓作業に立ち会う(20分程度)

・ガス機器を設置してもらう(ガス漏れがないかもチェックしてもらえる)

素人では絶対ガス漏れせずに設置できる保証はないので、お願いした方が絶対安心です。

立ち合いがおわれば、ガスの開始手続きはすべて完了です。

・ガスの使用停止・開始手続きは必ずセットで

・各ガス会社から停止申請、申込を連絡

・立ち合い日時の調整に要注意

・引っ越し日の1~2週間前までには必ずすませよう

水道の使用停止・開始手続き

蛇口から流れ出る水を正面からうつした写真ライフラインの一つ、上下水道の使用・停止(休止)は、各市区町村の上下水道局で管理されています。

今の住まいと新居の市区町村HPからそれぞれの上下水道局に手続きができるので、両方とも早めに申込んでおきましょう。

地域によりますが、電話・FAXのほかにインターネットやLINEから申請できるところもありますよ。

同市区町村内で引っ越す場合は、使用・停止手続きを同じ上下水道局が担当します。

専用の窓口が用意されていることがほとんどなので、市区町村HPをよく確認してみましょう。

停止手続き

手続きは1ヶ月前から受け付けている地域が多いので、引っ越し日の1週間~3日前までの完了を目安にすすめましょう。

次の情報が必要になるので、用意しておくと手続きをスムーズにすすめられます。

・お客様番号(または水道番号)

・使用者氏名

・停止したい住居の住所

・停止予定日

・最終請求分の請求先、精算方法

・日中でもつながる連絡先

必要な情報がそろっていれば、手続きは5~10分程度でおわります。隙間時間でできちゃいますね。停止するのに立ち合いもいらないので、これで手続きは完了です。

水道の停止日は、引越日当日がよいでしょう。

停止日以降の水道代は大家さん持ちになるので、引越日以前を停止日にするとトラブルになりかねません。自分で使った分は自分で払っていくよう手配をすすめましょう。

水道は、基本料金と従量料金の2つで使用料金が決まります。

基本料金は使用量に関係なくかかる固定の料金、従量料金は使用量に比例して加算される料金です。

このうち、基本料金は実際の居住にかかわらず発生するため、手続きしない限り請求が届き続けてしまいます。

使ってもないのに払わなくてよいよう、停止手続きを忘れないように気を付けましょう。

開始手続き

停止手続きとセットですませておくと、忘れずにすみます。

使用開始日は引越日当日で問題ありません。

もし引越日以前に部屋で長くすごす日があるなら、その日でも大丈夫です。目安として「新居で最初にトイレを使う日」を開始日にすれば間違いありませんよ。

開始手続きで必要になる情報は、次のとおりです。

・使用者氏名

・使用開始したい住所

・連絡先

・お客様番号(新居の水道使用開始申込書に記載)

・使用開始日

・支払に関わる情報(口座振替やクレジットカードなど)

当日に立ち合いなど必要ないため、申請が受理されれば手続き完了です。

開始希望日からの水道使用分が請求されるので、最初の請求書(納入通知書)の請求対象期間は必ず確認しましょう。

使用開始日前なのに水が出た!どうして?

水道は、水道メーターの中にある元栓で水の流れを制御しています。

この水道メーターは戸数や階数の少ない物件では各部屋ごとに設置され、各部屋の使用停止・開始にあわせて開閉されることが多いです。

 

一方、3階建て以上や戸数の多い物件は、水を引き込む大元の親メーターが1つあり、そこにしか元栓がありません。

各部屋にある子メーターへ流れる水を、親メーターで一括制御しているんですね。

子メーターでは水道の開閉を個別に制御できないため、開始手続き前の空き室だとしても蛇口をひねれば水がでるのです。

・水道の使用停止・開始手続きは必ずセットで

・各市区町村HPから上下水道局へ申請

・引越日の1週間~3日前までにすませよう

郵便物の転送手続き

ロイヤルブルーのかわいいポスト日々届く郵便物ですが、引越前にあれこれ住所変更しても旧住所に届くものはどうしても出てしまいます。

そんな旧住所に届いた郵便物を「引越日から一年間」新居へ転送してくれるのがオンライン転送届受付サービス「e転居です。

e転居は、日本郵政HPまたは電話で簡単に申込できます。

・契約者氏名

・メールアドレス(PCからの手続きはキャリアメール不可)

・現住所

・新居の住所

・引越日(転送開始日)

申込はPC・スマホの両方からできますが、PCからの手続きには携帯電話かスマートフォンが必須です。

また、申込から反映されるまでに1週間程度必要になることも覚えておきましょう。

・旧住所に届く郵便物はe転居で新居へ転送

・申込は日本郵政HPから

・手続きには携帯電話かスマートフォン必須

・引越日の1週間前までに申し込んでおくとよい

固定電話を引っ越す手続き

黒電話とメモ用のペン一人暮らしであれば携帯で十分なので、固定電話を家においている人は少ないです。

自宅を仕事場にしていたり、職務上FAXが必要不可欠だと固定電話を日常で使うかもしれませんね。

こんな人は固定電話を使用するための準備をはじめましょう。

・現住宅の固定電話を新居へもっていきたい

・新居で新たに固定電話を設置したい

固定電話はNTTが管轄する回線を利用しているため、登録や変更もNTTから行います。

NTT東日本またはNTT西日本のHPに申込窓口ページがあるので、そこから手続きをすすめましょう。インターネットのほかに、電話からでも手続きは可能ですよ。

 

電話回線の「引っ越し」手続きには、次の情報が必要になります。

・現在使用中の固定電話番号

・契約者氏名

・現住所と新住所

・電話本体の設置住所(現住所と電話の設置住所が異なる場合)

・開通工事希望日(工事が必要な場合)

・支払方法にかかわる情報

引っ越しの2~3週間前までには、必ず手続きをはじめてください。

場合によっては開通工事とその日程調整があるため、予定より多い日数をみておかないと間に合わない可能性が出てきます。

引越日が確定した時点で申し込むのが、一番オススメです。

 

では、必要な手続きは何を基準にかわるのでしょうか?それには「新住所」が大きく関係してきます。

現住所と新住所は東西にわかれているか?

NTT東日本・NTT西日本は管轄地域が違うため、ここをまたぐ移動をする場合は現契約を解除し、新住所で再契約する必要があります。

また、新住所で電話回線をひくための開通工事も必要です。

おおよその流れはこんな感じになります。

・現住所の管轄であるNTT窓口で現契約の解約手続き

・新住所の管轄であるNTT窓口で新規契約手続き

・引越後に新規契約分の回線開通工事

新居での工事が必要なら1万円程度、不要なら2,000円程度かかることを覚えておきましょう。

管轄地域をまたぐため、必ず電話番号が変わります。

固定電話番号が変わることで変更が必要なもの(名刺等)があれば、番号がわかり次第準備しておくと引越後に慌てずにすみますよ。

新住所は同市区町村内か?

NTTの同管轄地域内で引っ越す場合は「移転手続き」だけでOKです。

今の電話回線契約を生かしたまま、現住所から新住所へ契約ごと引越します。同管轄内であれば新規で回線契約する必要がないため、開通工事も発生しません。

移転手続きには、次の情報を用意しておくとスムーズにすすめられます。

・現住所と新住所

・請求書や利用明細など契約(支払)状況がわかる書類

・回線使用開始希望日

手続きは音声ガイダンスや、インターネットに表示される指示にしたがってすすめればよいのでとても簡単です。時間も5~10分程度なので、さっとすませてしまいましょう。

・固定電話は新住所の位置によって手続きの種類が変わる

・申込はNTT東日本またはNTT西日本のHPから

・遅くとも引っ越しの2週間前までに

・開通工事を伴う場合は余裕をもって3週間前までにすすめよう

その他代表的な手続き9選

マグを片手にスマホを確認する仕事中のだれかそのほか、日常生活に直接支障がでなくとも、間接的に生活に影響を及ぼすものが多くあります。

今回はそのうち、代表的な9つの必要な手続きについてまとめてみました。

加入している各保険の契約情報変更

生命保険、医療保険、火災保険など個人で加入している保険があれば、その登録住所を変更しておきましょう。

各保険会社の資料やHPに必ず住所変更の案内があるので、探すとすぐ見つかりますよ。

基本的に、現住所と保険会社に登録している住所が一致しないと保険金は受け取れません。

また、重要書類の受取が遅れ、保険金の受取も遅れることも考えられるのでなるべく早めに変更しておくのがオススメです。

保険契約時に発行される保険証券に記載される住所は、契約後に引っ越しをしても変わりません。再発行も不要です。

最近の保険証券は住所を載せないところの方が多いので、気にしなくても問題ありません。

自宅のネットワーク環境を検討

新居のネットワーク環境を準備するにあたり、今の環境の確認が必要し、新居ではどうするのか決める必要があります。主な選択肢は、次の3つです。

・現住居のネットワーク環境をそのまま移転する

・現住居のネットワーク環境を解約し、新居で新しく契約する

・場所に関係なく使えるWi-Fi環境を用意する

現住居のネットワーク環境を移転するのが一番楽ですが、新居で同じ環境を構築できるとは限りません。

一例として、SoftbankAirは回線工事など一切不要なため、移転手続きも非常に楽にすみます。

しかし、11階以上の部屋や一部地域では想定する通信速度を実現できないため、環境そのものを見直す必要がでるのです。

 

また、Wi-Fiなど無線回線は場所を選ばず使用できる利便性の高さから選ぶ人も多いと思います。

しかし、有線と比べてどうしても不安定になりやすく、通信速度もけして早くありません。PCを頻繁に使用する人には物足りなく感じるでしょう。

 

「スマートフォンが動けば十分」「PCが快適に動作しないと困る」など、人によって必要なネットワーク環境は違います。引っ越しを機に、見直してみるといいですね。

携帯電話の契約情報

携帯電話の契約情報は、請求書や確認書類など重要な書類の送付に使用されます。

個人情報がおおく含まれるので、間違いなく自分のもとへ届くよう、引っ越し日がわかったらすぐ変更しておくとよいでしょう。

携帯電話の契約情報の変更手続きには、次の3つの方法があります。

・各携帯会社のHPから

・電話(音声ガイダンス+オペレーター)

・携帯電話ショップの店頭窓口

どの方法でも問題ありませんが、HPからの手続きが時間もかからず、外出の手間もないのでオススメです。

入力に必要なログインIDやパスワードを準備しておくとスムーズですね。

各銀行の登録情報

銀行の口座ごとに登録している住所を変更する必要があります。

住所変更を忘れたまま引っ越したとしても、引越日から急にお金が引き出せなくなることはありません。

しかし、各お知らせや重要書類が旧住所に届いてしまうと個人情報が漏れる可能性も考えられるので、引っ越し前に手続きしておくと安心です。

 

主要三大メガバンクのうち、三菱UFJ銀行と三井住友銀行はアプリから簡単に住所変更が可能です。みずほ銀行も公式HPから変更できるので手順に迷うことはないでしょう。

どの銀行でも次の情報が必要になるので、準備してから手続きするのがオススメです。

・口座情報(支店番号・口座番号)

・第一暗証番号(数字4桁)

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クレジットカードの登録情報

クレジットカードに登録してある住所は、おもにダイレクトメールや書類の取り交わしに使用されます。

そのなかで最も重要なのは「期限を更新した新クレジットカードの送付」です。もし変更し忘れて受取が遅れると、その間は支払い手段を1つ失うことになります。

必ず忘れずに変更しておきましょう。各クレジットカード会社のHP(マイページなど)から変更可能です。

パスポートの登録情報

パスポートは、基本的に引っ越しで住所が変わるだけなら手続きは不要です。

引っ越しにあわせて本籍地を変える場合のみ、変更が必要になります。もし本籍地を変えることがあれば、各地域の旅券窓口で住所変更手続きしましょう。

パスポートの情報変更に必要なものは、次の3つです。

・戸籍抄本または戸籍謄本(6か月以内に発行したもの)

・住民票の写し(6か月以内に発行したもの)

・顔写真(6か月以内に撮影したもの)

変更にかかる費用は6,000円で、現金払いが基本ですので用意しておきましょう。

通販サイトの登録情報

通販サイトのユーザー自身の情報、お届け先情報も変更が必要です。

自分がよく利用する通販サイトの住所は、今の住所情報で購入したものがすべて届いたら情報を変更するとよいでしょう。

今購入しているものがなければ、「もうこの住所に届くものは購入しない」と決めて先に住所変更してしまうのも1つの手ですね。

予約・お届けまでの期間が長い商品は、通販サイト側の情報を変更しただけだと旧住所に届いてしまうことがあります。

発売前商品や受注生産品は、予約した時点の住所を取得している店舗が多く、通販サイト側の情報を変えても反映されないためです。

予約品が発売日にまっすぐ新居に届くよう、購入店に直接メールなど連絡しておくと安心ですよ。

職場の人事情報

引っ越しが決まったら、勤め先へ忘れず連絡しておきましょう。社内で必要な申請を出すだけですが、1点注意したいのは引っ越し時期が年末調整の時期とかぶる場合です。

各企業では、毎年11~12月頃に全社員に年末調整の書類を配布、必要書類と控除証明書等そろえて提出します。

そこに記載されている住所の市区町村が、住民税の徴収をすることになります。

したがって、年末調整に記載する住所は翌年1月1日時点の住所にしておけば大丈夫です。

必要書類記載の住所が現住所で、11~12月に引っ越し予定の人はその旨を人事へ伝えて変更しておきましょう。

まとめ|生活の「生命線」の手続きは最優先ですすめよう

部屋にたたずむチューリップ新生活を安心してむかえるためにも、文字どおり「生命線」であるライフラインにかかわる手続きは必須です。

今の環境に当たり前にあるほとんどのものは、自分で用意しなければいけないということを常に頭の片隅においておきましょう。

引っ越しはとにかくやることが多いです。しかし、忙しさに追われて手続きを忘れてしまうと、せっかくの新生活が台無しになってしまいます。

この記事を参考に、安心して新生活をむかえられるよう準備をすすめていきましょう。