引っ越し

一人暮らしを始める前に知っておきたいメリット・デメリット6選

大学・会社が遠いから、近い場所に住みたい!

社会人になったので、自立したい!

自分だけの城がほしい!

一人暮らしを始めたい!と思う気持ち・事情は、本当に様々ですよね。

かくいう私自身も「通勤まじしんどいもうむり」というとても単純な事情から、一人暮らしを始めました。社会人二年目、春の頃です。

当ブログは、そんな一人暮らしビギナーさんのために日々役立つ情報を発信していきます。しかしその前に、まず初めに、とても大事なことを確認しなければなりません。

その「一人暮らし」、本当に必要ですか?

一人暮らしは本当に必要?|一人暮らしのメリット・デメリットとは?

疑問を持つ女性

今までずっと実家暮らし(あるいは誰かとの同居)で生きてきた方にとって、一人で暮らすことは何もかもが未知ですよね。テレビで「お部屋探しなら~〇〇!」と明るく爽やかな印象を与えるCMを日々見かけますが、具体的なことは特に伝わってきません。

では具体的に、一人暮らしのメリット・デメリットとは?

私自身の経験を交えて解説していきますね。

一人暮らしのメリット3選

すがすがしさに手を広げる女性

まずは、一人暮らしの良いところを3つピックアップしてみました。個人的には他にもたくさんありますが、比較的ウェイトの大きい理由3選です。

1000%自分のペースで生活ができる

とにかくこれに尽きます。

いつお菓子を食べても誰にも咎められない。食器は貯めてから洗ってもOK。

部屋の中を散らかしても見ているのは自分だけ。テレビのチャンネル争いもなく、ゲームを何時間していても怒られず、ご飯に自分の嫌いなものも出てきません(笑)

部屋の装飾も、家具・家電も、自分で自由に決めていいのです。好きな時に友達も呼べるし、お泊りももちろんOKです。

自分の自分による自分のためだけの城…!考えるだけでわくわくしてたまりませんね!

私はウルトラインドアずぼら人間なので、夕飯食べながら夜中までゲームをしてそのまま床で寝落ちのコンボをよく決めます。最高です(笑)

プライベートの時間が確保できる

通学・通勤時間に消費される時間は、なかなか馬鹿になりません。

私は社会人1年目の当時、平日5日間×4週、県外から都内へ片道2時間の通学・通勤していました。

1か月の平日20日間×往復4時間×12か月 = 1年で960時間

960時間=40日分です。つまり1か月超を移動時間に使っていた計算になります。

正直しんどかったです。1年が実質11か月みたいなものです。当時まだ貯蓄もないし、若さだけでなんとかしていました(笑)

ですが、繁忙期で帰宅も22時をすぎるようになり、電車は行きも帰りも超満員電車…お金は貯まりましたが平日は沈むように寝るだけ、土日も体力回復で精一杯。自分の時間が全くとれなくなっていました。正直きつかったです。

そこで、社会人二年目に往復2時間の地域に一人暮らしを始めました。単純に1日2時間のプライベートを確保できたことで、体力的にも精神的にも余裕ができました。移動時間も立派な労働時間です。短いに越したことはないですね。

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響により、在宅勤務(テレワーク等)へ移行する方も増えたと思います。

通勤時間が0になった人は、「駅から遠くてもスーパーや郵便局が近い」「駅から遠くても広くて安い」等選択の幅が広がりました。

新しい生活様式にあわせた自分の生活と向き合い、過ごしやすさ重視の環境を用意するのも楽しみですね。

また、50%程度通勤になった方は、感染リスクを考えればやはり通勤時間自体短いに越したことはない…ですが、自宅にいる時間が増えた分、自炊することが増えたならお気に入りのスーパーの近くを選んでもいいかもしれません。

金銭感覚が養われる

実家暮らしだと、家賃も光熱費も直接自分の財布から出ることはありません。生活費など全てひっくるめて「家に月〇万いれている」方もいらっしゃいますよね。

一人暮らしだと、家賃・水道光熱費・食費・消耗品費・更新費・携帯代…すべて自分の収入からやりくりします。今は電子マネーなどキャッシュレス化も推進され、手元から現金を出す機会が減り「お金が自分の財布から出る」感覚が希薄になりがちです。

実家暮らしの感覚でお金を使うと、あっという間に「あれ?今月お金足りない…?」となりかねません。

否が応でも収支管理することが要求されるので、自然と金銭感覚が養われますね。

一人暮らしのデメリット3選

考えにふける女性

一人暮らしの悪い面…というより、覚悟が必要なことを3つピックアップしました。楽しいだけではないことも知っておかなければいけませんね。

とにかくお金がかかる

一人暮らしは、始めるにも続けるにもお金がかかります。衣食住に関わる費用の全てを自分の財布から出せないと、維持することができません。

実家暮らしであれば(極端ですが)「自分の収入-趣味や娯楽の支出=0以上」が把握できればOKです。収入が0でも困りません。

一人暮らしは「自分の収入-家賃-水光熱費―食費―医療費-…」と生活のありとあらゆる費用を自分の収入から捻出し、なおかつ何かあった時の貯蓄ができないと厳しいです。

大前提として、先三か月の生活を見越した収入とやりくりすることが苦痛にならないメンタルが必要になります。

 

ちなみに、私は一人暮らしする前から母の影響でずっと家計簿をつけています。そのためか収支管理はさほど苦痛になりませんでした。

収支管理に慣れない方は、今からでも家計簿を毎日つけてみることをおすすめします。

何が起きても自分で対応する

一人暮らしは当然一人で暮らすので、何が起きても自分で対応・解決しなければいけません。

朝は誰も起こしてくれませんし、食事は自分で用意しないといけません。掃除をしなければすぐ部屋はほこりだらけ。忘れずに住居の家賃支払や更新手続きをしないと追い出されますし、看病してくれる家族はいませんから高熱等出たら自力で病院に行って治します。

家の周りに不審者が出ても、謎の飛び込み営業や新聞屋がインターホンを鳴らしてきても、自分の身は自分で守らねばなりません。また、隣人がトラブルを起こす可能性もゼロではなく、自身がトラブルを起こす側にならないように配慮することも必要です。

 

離れて暮らす家族や、慣れ親しんだ友人に頼れることはもちろん素晴らしいことです。

ですが、一緒に暮らしていない以上、まず自分一人で対応する必要があることは意識しておいた方がいいでしょう。

特に女性の一人暮らしは防犯対策を念入りにすることが重要です怖い思いをしないための予防策は必須です。

家族と過ごす時間が減る

離れて一人で暮らすので、当然家族と過ごす時間は激減します。

今まで毎日一緒に過ごしてきた関係から、年に数回・数日間帰省した時にだけ顔を合わせる関係に変わります。

もちろん現代ではLINEやSkypeなど様々なツールが普及したおかげで直接会わなくても顔が見えるし、話すこともできます。

昔より一人暮らしの寂しさや不安・孤独は感じにくくなっているかもしれません。

それでも、離れて暮らす心配も、すぐ横にいたら助けられたこともお互いにたくさん出てくるでしょう。それを心の片隅にいつも置いておきたいですね。

一人暮らしを始めたいあなたへ|まとめ

頂上と女性の後ろ姿

一人暮らしのメリット・デメリットを聞いて、改めてどう思われましたか?

日々楽しいことも困ったことも、本当にたくさんのことがあります。自分で自分のすべてを管理することはそれなりに大変です。

ですが、それも含めて「一人暮らしって楽しい!」です。手探りで毎日を創り上げていくのもまた人生。個人的に言わせてもらうなら「一度は体験しておいて損はない」と思います。

思い立ったが吉日」。新しい世界にぜひ踏み込んでみてください。