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生活費を節約するなら絶対に知っておきたい家計の変動費7選

この記事では、一人暮らしに必要な生活費の1つである変動費について解説していきます。

固定費については、こちらの記事をどうぞ。

変動費って?|把握しておきたい主要変動費7つ

5列に積み上げられる硬貨

変動費とは、月によって増額・減額する費用です。

毎月同額が必ず発生する固定費と違い、変動費は毎月発生するとは限りません。

食費など毎月ある程度発生する費用はいいですが、医療費など臨時で発生する費用は把握が難しいですよね。

毎月じゃないから出費の予測がしづらい…そんな費用については、1か月ごとではなく3~6か月を見越して予算を設定しておくのが吉

半年先まで見据えたい変動費には、いったいどんな費用が該当するのでしょうか。家計で主に発生する変動費7つについて、ポイントをまとめてみました。

食費

工夫次第でかなり節約できるのが食費です。

自炊率によって、かなり金額が変わります。

私が自炊率95%なので月2万円を超えたことはありませんが、自炊率を低めにするなら月3~5万円前後は見ておいたほうがいいでしょう。

料理好きゆえにほぼ自炊していましたが、「毎日10円もやし…ひもじい…」なんてことはなく(笑)1日3食栄養バランス・カロリーなど考えて用意します。もちろん出前もテイクアウトも利用しますし、スーパーのお惣菜もインスタントラーメンも大好きです。

また、私はお酒が飲めないので酒代がかからないのも安く済む理由の一つですね。酒代を含める場合は月1万円程度プラスして見積るといいでしょう。

酒豪の友人曰く、月1万円で抑えるために理性を総動員するそうです(笑)

日用品費(消耗品費)

ティッシュ・トイレットペーパー・洗剤・歯ブラシ・シャンプー・収納・化粧品…あげればキリがない生活に必要な消耗品にかかる費用です。

細々としたものが多いので、全体で月5千円~1万円ほど見ておくと安心です。

住居近くのドラッグストアやスーパーで購入することが主になるので、住居が決まったら何件か回っておくのをおすすめします。同じ系列でも店舗によって置かれる商品が結構違います。

自分の使い慣れたものを頻繁に補充してくれる、目新しいものをどんどんはいる、生鮮食品の取り扱いがある、よく使う市販薬をおいている、電子マネーの取り扱いが豊富など、いくつか行きつけのお店を見つけておくと便利ですね。

娯楽費

友人や家族と楽しんだ時の費用(交際費)や外食した時の費用(外食費)、自分の趣味に費やした費用(趣味費)など、イベント時に発生する費用です。

年末年始や夏休みなど費用が多く出やすい月もあり、月々の費用を平均化することは難しと思います。

月1~3万というよりは3か月で3~10万程度と考えておくと、やりくりしやすくなります。来月出費多そうだな…と思ったら、今月は抑えめにという感じですね。

外食費は食費と完全に分けて娯楽費に含めています。食費と完全にわけることで、日常の食卓にあがる料理の食材代を食費として管理・把握しやすくするためです。

医療費

持病・長期治療等で定期的に通院・治療費がかかる場合を除けば、医療費は突発的な費用であることがほとんどでしょう。

月々の費用というよりは、急に体調が悪くなった時のために常に手元に1~2万円をおいておくと安心です。

私はいつも家計簿に2万円を挟むようにしています。家のどこでもいいので、引き出しだったり靴箱だったり冷蔵庫とかでもいいです(笑)

以前、自分に39度の熱が判明したのが病院受付終了15分前で、家計簿の封筒をそのままかばんに突っ込み、身体をひきずって病院へ向かったことがあります。

39度まで上がると節々の痛みも酷く、意識ももうろうとするので途中でATMに寄る身体的余裕も精神的余裕も本当にありませんでした。

あの時は、家計簿に挟んでおいた自分を全力でほめましたね(笑)

交通費

定期的ではない移動時(電車・バス・タクシー)の費用です。

通勤(通学)定期代は確実に1か月の費用がわかるので固定費にできそうです。

しかし通勤時・通学の帰り等、経路外に出た分の費用だけ変動費にすると正直面倒把握しづらいため、私は変動費としてまとめて管理しています。

移動距離や路線にも寄りますが、定期代を除いて月3~7千円程度見ておくとよいでしょう。

衣服費

毎日の衣服の購入・メンテナンス費用です。

男性でも女性でも、服やおしゃれにかける費用は人によって様々です。

あまりお金をかけないタイプ(私です笑)であれば月3~5千円、コンスタントに服を買うタイプであれば月1万円~2万円程度で設定しておきましょう。

冬コートや冠婚葬祭に参加する礼装は1~3万円はかかりますが、一度購入すれば数年は着用できます。

購入予定時期をあらかじめ決めておき、その時まで月数千円ずつ積み立ててもいいですね。

美容費

人によって頻度は異なりますが、身だしなみを整えるための費用です。

エステやスパなどありますが、一番身近な代表例はやはり散髪代・美容院代でしょう。

散髪は1回の料金が平均1~3千円、美容院は平均3千~2万円とそれぞれかなり幅があります。

シャンプーとカットぐらいなら年1.5~3万円見ておけばいいですが、パーマやカラーを定期的にするのであれば年3~6万円は必要になります。

1か月に必要なお金は?|6か月分の変動費をまとめました

積み上げられた銀貨と遠くに見える時計費用によって月ごとの金額もばらばらな変動費ですが、実際に生活するとどんな感じになるのでしょうか。

私自身の一人暮らし1年目・9年目の変動費を表にまとめてみました。

【1年目】

1年目の変動費金額表

【9年目】

9年目の変動費金額表

 

見事に毎月金額がばらばらです。自分で設定した月々の予算を超えているところも結構ありますね。

一人暮らしの生活費を管理するにあたり、1年目も9年目も今も私が意識していることは「3か月計を11~13万円に収められるようにすること」です。

固定費は毎月そう変わりませんから、変動費をいかに抑えられるかで年間の貯蓄額が決まります。私は少しずつでも貯金を増やしたかったので、外出や買い物時に必ずした心のつぶやき3選がこちらです。

・「先月遊びすぎたから今月は家にいよう」

・「今月は調味料や詰替を買う量が多いから来月は日用品費が安く済むな」

・「来月は友達と旅行に行くから今月は少し食費とか節約しよう」

こう意識してみるだけで、自然と財布のひもが締まるものです。

もちろん精神的に自分を追い詰めてまでするものではないですし、自分で決めた13万円ルールを越えたからと言って落ち込むものでもないです(笑)

自分の収入と相談して、自分の生活にあった支出に調整していくことが大切ですね。

交通費が少ない理由

私は社会人二年目(24歳の時)に一人暮らしを始めたので、定期代は会社から満額支給で負担がありません。最終的に収支0なので、交通費から定期代は除外しています。

日常生活でも、定期があるかないかはとても大きいですね。

 

また、不足額分をSuicaやPASMOに1,000円ずつチャージし、チャージした電子マネーは交通費以外に使用しないと決めています(管理を楽にするため)

人付き合いがあるので難しいところもありますが、なるべく経路内で遊ぶようにすると交通費を抑えられます。

日用品費をおさえる4つのポイント

消耗品が多いため、全体の必要数を減らすことは難しいです。でも購入回数や購入日は自分で選べます。買い物する時に、次の点を気を付けていました。

・買い物は意識して回数を減らす

・ポイント〇倍デーは要チェック

・価格は店舗と通販を両方確認する

・ストックは1回分まで

買い物に行くと、ついあれもこれもと買いたくなってします。

でも、買い物に行く回数を減らし、買う量も自転車1往復分で運べる量までに限定することで、無駄な買い物を減らすことにつなげられました。

ストックも1回分あれば、もし体調を崩しても慌てて買いに走らなくていいので安心です。

 

また、お店で買い物する時は常にスマホで通販サイトを調べて、値段も比較しています。

店舗で1個だけ買うか、通販で3個まとめ買いするか、モノによって全然値段が違うので、是非やっておきたいですね。

一人暮らし開始月(2011年6月)の費用に、新居に置くための家具や家電代は含めていません。「住む準備のために発生した費用」は全て引越代や初期費用の扱いにしています。

まとめ|適度に把握して家計の味方にしちゃおう

木の机とスプーンとサラダ

変動費は工夫と習慣次第でいくらでも節約できる家計の要です。

生活が長く進むにつれ、細かで様々な変動費が増えていくものです。

費目が増えていくと管理も難しくなり、家計の管理自体投げ出したくなってしまうこともあると思います(笑)

でも、この7つの費用に重点をおいて把握するようにすれば、極端に生活費が不足することはないはずです。

次は、いよいよ1か月の生活費総まとめと「突然の出費」について解説したいと思います。