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一人暮らしがペットを飼いたくなる3つの理由とオススメな出会い方3選

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一人暮らしを始めたばかり…あるいは、だいぶ慣れてきた頃。ふと、こう考えたことはありませんか?

「ペット飼いたい…一緒にくらしたい…。」

「3人に1人はペットを飼っている」と言われる現代。それは、当然一人暮らしにもあてはまります。

むしろ一人暮らしの多い独身社会人の半数はペットを飼っているor飼いたい意思がある、という驚きのデータも!?

この記事では、一人暮らしがペットを飼いたくなる理由とオススメの出会い方について詳しく解説していきます。

・一人暮らしがペットを飼いたくなる3つの理由

・ペットとの出会いを求める人が知っておきたい3つの方法

一人暮らしでペットを飼うか迷っている人やペットとの出会い方がわからない人は、是非読んでみてくださいね。

一人暮らしがペットを飼いたくなる3つの理由

会議中の黒猫と茶犬
一人暮らしだと、よりペットを飼いたくなる気がする…どうして?

友人や恋人・家族と暮らしている時より、一人暮らしをしている今の方がペットとの生活を求める人が不思議と多いもの。それは何故なのでしょうか?

「一人暮らしだからこそ、ペットを飼いたくなる」その3つの理由について、詳しくまとめてみました。

一人暮らしが寂しいから

一人暮らしを始める理由はさまざまですが、その全てが本人の希望で始まるとは限りません。

  • 実家から学校や職場が遠すぎる
  • 単身赴任
  • 同居する家族の喪失 etc

本当は誰かと一緒に住みたいのに、どうしても一人で生活せざるをえない。

そんなとき、

「自分以外の誰かが一緒にいてくれたら…」

こう考えるのは、ごく自然なことですよね。

なにがなくとも「毎日」をともに過ごしてくれるペットは、一人暮らしの寂しさを埋める以上に心の拠り所となってくれます。

仕事は早く帰るために頑張れるし、ペットと長く過ごす休日がとても大切で楽しみな時間に早変わり。「この子のために」が日々の原動力になるんですね。

一人の時間を孤独に感じるタイプの人にとって、ペットを飼うことは効果的な対処の1つだと考えられるでしょう。

実家で飼えなかったから

ペットを飼う、ということは家族が増えるのと同義です。つまり、一緒にくらす人の同意をえられることが大前提。

よって、さまざまな事情から「実家では飼いたくても飼えなかった」人も結構多いんです。

実家でペットを飼えない理由(一例)

  • 実家にアレルギーの人がいる
  • ペット飼育不可(賃貸など)
  • 動物嫌いの身内がいる
  • 経済的に厳しい
  • 家族全員で家を空けることが多い
  • 転勤が多く、引っ越しも多い etc

賃貸であれ持ち家であれ、一人暮らしの部屋は自分の自分による自分のための城。

自立して一人暮らしできる今なら、ペットのお金や健康、その幸せにも責任をもつことが可能でしょう。

「色んな理由で実家では飼えなかったけど、今の自分なら大丈夫!」

子どもの頃に叶わなかった夢を、一人暮らしできるほど大人になった今叶える人は少なくないのかもしれませんね。

ペットのいない生活が考えられないから

先ほどとは逆に、子どものころから多くの動物とくらしてきた人もいます。そんな人にとって、ペットは生活に欠かせない存在。

「ペットのいない生活なんて考えられない!」

となれば、一人暮らしを始めてからもペットとの生活を実現するでしょう。

幼いころからペットに囲まれた生活を送っている場合、家族全員が総じて動物好きであることが多いです。

そして、そのような家族や環境の元で育った人は、ペットへの知識や姿勢を自然と身に着けていることがほとんど。

実際に一人暮らしでペットを飼うときに、そうでない人よりも色んな面で「ペットを飼う」ことに向いているといえます。

ペット経験者だと安心な点

  • ペットの行動をある程度推測して事前に対策できる
  • 自分に何かあってもペットの面倒を実家に頼める
  • 命をあずかることの重さを理解できている

今までどおり家族同然のペットとくらす生活を実現するのに、ためらう理由はないでしょう。

ペットとの出会いを求める人が知っておきたい3つの方法

飼い主に撫でられたがっている犬
ペットを飼おう!でも、どこに行けばペットに出会えるの?

いざペットを飼うと決意したはいいものの、実際どうすればペットとなる動物たちに出会えるのでしょうか。

友人や同僚に聞いてみる?道端に捨てられていないか、よーく見ながら歩いてみる?それで見つかれば素敵ですが、ご縁は待つだけじゃなかなか来ないのも実情です。

ここからはペットと出会うための3つの方法と、そのポイントや注意点について詳しくご紹介していきます。

ペットショップ

ペット候補の動物に出会える場所として真っ先に浮かぶのは、やはり「ペットショップ」でしょう。誰しも一度は見たことがあると思います。

ペットショップとは、文字通り「ペットの生体販売を行うお店」を指します。フードやグッズ販売のほか、(店舗によりますが)さまざまなサービスを受けられるのが特徴です。

ペットショップで受けられるサービス

  • 生体販売
  • フードの販売
  • 各種ペット用品の販売
  • ペットサロン
  • ペットホテル
  • ペット保険 etc

ペットショップの規模は小さな個人店から全国チェーンまで幅広く、取り扱う動物の種類も実にさまざま。

中~大規模では人気の犬・猫に限定しているお店もあれば、小動物や鳥類・爬虫類・両生類・魚類など多種多様に扱うお店もあります。

逆に小規模だと、動物の種類を絞っているお店が多いです。「〇〇専門店」といった感じですね。

街中に独立した店舗を見かけるほか、商業施設やホームセンターの一角にあることも多く、探すのに苦労することはないでしょう。

 

ペットショップ最大のメリットは、ペットの購入や準備・比較を一度に済ませられること。

フードやグッズの種類が豊富なので比較しやすく、お迎えする準備に必要なモノがほぼ揃います。わからないことがあれば、その場ですぐ店員に聞けるのも大きな利点ですね。

ペット自体もお金さえ払えば、すぐに連れて帰れます。迎え入れる準備が不十分だと判断すれば、前金を払った上で数日~1週間程度預かってくれるお店もありますよ。

ペットがまだ幼い場合、引き渡しに以下の条件が設けられるケースもあります。

  • 生後60日以上
  • 健康診断の完了後
  • ワクチン接種後1週間経過
  • その他体調不良 etc

2021年6月1日より、子犬・子猫の販売は「生後57日以上の生体」に制限されました。購入にあたり、頭にいれておくとよいでしょう。

また、ペットショップは動物愛護管理法に基づき、第一種動物取扱業の登録(許可)が必須です。(哺乳類・鳥類・爬虫類が対象)

それに伴い、ペットの現物確認や健康状態など18項目の対面説明が義務付けられています。

対面説明が必要な18項目

1.品種等の名称

2.性成熟時の標準体重、標準体長その他の体の大きさに係る情報

3.平均寿命その他の飼養期間に係る情報

4.飼養又は保管に適した飼養施設の構造及び規模

5.適切な給餌及び給水の方法

6.適切な運動及び休養の方法

7.主な人と動物の共通感染症その他の当該動物がかかるおそれの高い疾病の種類及びその予防方法

8.不妊又は去勢の措置の方法及びその費用(哺乳類に属する動物に限る。)

9.前号に掲げるもののほかみだりな繁殖を制限するための措置(不妊又は去勢の措置を不可逆的な方法により実施している場合を除く。)

10.遺棄の禁止その他当該動物に係る関係法令の規定による規制の内容

11.性別の判定結果

12.生年月日(輸入等をされた動物であって、生年月日が明らかでない場合にあっては、推定される生年月日及び輸入年月日等)

13.不妊又は去勢の措置の実施状況(哺乳類に属する動物に限る。)

14.繁殖を行った者の氏名又は名称及び登録番号又は所在地(輸入された動物であって、繁殖を行った者が明らかでない場合にあっては当該動物を輸出した者の氏名又は名称及び所在地、譲渡された動物であって、繁殖を行った者が明らかでない場合にあっては当該動物を譲渡した者の氏名又は名称及び所在地)

15.所有者の氏名(自己の所有しない動物を販売しようとする場合に限る。)

16.当該動物の病歴、ワクチンの接種状況等

17.当該動物の親及び同腹子に係る遺伝性疾患の発生状況(哺乳類に属する動物に限り、かつ、関係者からの聴取り等によっても知ることが困難であるものを除く。)

18.前各号に掲げるもののほか、当該動物の適正な飼養又は保管に必要な事項

出典:環境省 動物の愛護と適切な管理

各地方自治体に登録のあるペットショップは、ある意味「身元がしっかりしている」とも言えます。これも、ペットショップで購入するメリットの1つでしょう。

難点は、生体費用が非常に高額なこと。

ペットショップで犬や猫を購入する場合、安くて10万台、高いと50万台になることも。これは、ペットショップとしてかかる色々な経費が上乗せされてしまうためです。

ペットショップが高くなる理由

  • 人件費
  • 輸送費
  • テナント料や家賃
  • 販売する動物の飼育費
  • 水道光熱費
  • 仲介手数料 etc

当然ではありますが、ある程度まとまった数の動物を飼育管理し続ける費用はそれなりに高くつきます。

必要経費分は回収しなければお店がつぶれますから、これは仕方のないことではありますね。

さらに、ペットショップは店舗によって取り扱う動物が違います。

特にエキゾチックアニマルを扱うペットショップはそう多くなく、少々足を伸ばす必要があることも。

犬や猫のように人と長い歴史を共に生活してきたコンパニオンアニマルと異なり、主に海外から輸入され、飼育されている動物。日本ではイグアナ、ハリネズミ、エリマキトカゲなど。人とのコミュニケーションが認められにくく、詳しい生態や生理、人と動物の共通感染症が解明されていないものが多い。

出典:コトバンク

以上のことから、人気の犬や猫を希望する人や金銭的に余裕のある人はペットショップでの購入が向いているでしょう。

ペットショップのメリット
  • 譲渡条件は金銭の支払のみ
  • フードやグッズの比較・検討がしやすい
  • 登録業者という安心感
ペットショップのデメリット
  • 費用が高い
  • 希少動物は取り扱い店舗を探す必要がある

ブリーダー

ペットとして迎えたい動物に会う手段の1つとして「ブリーダーを探す」という方法もあります。

ブリーダーとは、どのような職業でしょうか?ブリーダーとは主に血統書がついている種類の犬や猫の繁殖、即ち親となる犬や猫を飼って交尾させ、子犬や子猫を生ませ育てたり、犬や猫の躾け又は飼い方等を指導する専門的な仕事を行っているのがブリーダーと言えます。

出典:ブリーダーの仕事内容って? |【エン転職】

ペットショップや卸売業者に販売するほか、個人へ直接販売してくれるブリーダーがいるので、そちらへ問い合わせればOK。

ペットショップ同様、第一種動物取扱業の登録が義務付けられているので、身元の面では安心ですね。

優良な血統種を生み育てるには、高度な知識も十分な経験が必須。そのため、ブリーダーには専門的な知識を豊富にもつ人が自然と多くなります。

ブリーダーが学ぶ専門的知識

  • 生態
  • 種ごとの特徴
  • 遺伝性疾患など病気のリスク
  • 平均寿命
  • 推奨される飼育環境
  • 飼育上の注意点 etc

ペットショップと違い、特定の品種に限定して繁殖を行うブリーダーが多いのは、手を広げすぎて質の低下を防ぐためなのでしょう。

不安なことがあれば納得いくまで質問できるのは、ブリーダーから購入できる大きな利点と言えそうです。

 

なお、ペットブリーダーは自宅で開業する人がほとんどで、飼育も自身で行うので人件費や家賃がかかりにくい傾向にあります。その分、生体価格が安く設定されやすいんですね。

血統を重んじる優良なブリーダーであればあるほど、繁殖や飼育にかかる努力や経費は増加します。

そのため、一概にブリーダーの方が安いわけではありません。ご注意ください。

 

難点は、人気や需要の高い品種以外は見つけにくく、また悪質な業者を見分ける必要があること。

ブリーダーも商売ですから、どうしても需要の高い品種を育てる傾向が強くなります。

人気の犬・猫でも少々マイナーな品種希望だと「なかなかブリーダーに巡り合えない」なんてことも。

インターネットやSNSでブリーダーの情報を検索したり、同じくマイナー品種を希望する人と情報を共有すると良いでしょう。

また、個人経営の多いブリーダーからの購入は、ペットショップと違って個人間で直接契約する形になります。すると、どうしても当事者以外の目が届きにくくなるもの。

この状況に甘んじてか、お世辞にも質が良いとはいえないブリーダーも存在します。そこから、購入前後のトラブルに発展することも少なからずあるんです。

ブリーダーからの購入トラブル(一例)

  • 購入時に説明のなかった先天性の病が判明した
  • 購入したペットが数か月で死亡した
  • 飼育環境が目に見えるほど不衛生だった
  • 購入後、血統書をもらう前に相手が失踪
  • 予約金や違約金など金銭トラブル etc

このようなトラブルを回避するためには、まず最初に第一種動物取扱業の登録を確認すること。

ブリーダー紹介サイトや個人HPに業者名や住所などの記載義務があるので、その情報におかしな点がないか必ず見ておきましょう。

あわせて購入時には必ず現地でブリーダーと生体を確認し、契約書の気になる点もその場で解消しておくことが大切です。

ブリーダー紹介サイトを利用するのであれば、サイトの利用規約もしっかり読み込んでおきたいですね。

ペットショップより安価に血統書付のペットと出会いやすいブリーダーですが、購入時には慎重な行動や確認をオススメします。

ブリーダーのメリット

血統種が購入できる
専門性が高い
ペットショップより安価なケースも

ブリーダーのデメリット

人気の高い品種以外は見つけにくい
悪質な業者には注意

里親募集

ペットと出会うための方法は、お店で購入するだけではありません。

何らかの形で保護され、家族としてのお迎えを待つペットの「里親募集」を訪ねる人が近年増えてきているんです。

里親募集とは、さまざまな事情で保護されたペットと新しい飼い主をつなぐ活動を指します。

ペットの保護理由(一例)

  • 入院、死別、引越などで飼えなくなった
  • 多頭飼育崩壊現場から救出
  • 赤ちゃんが生まれて引取手を探している
  • 殺処分待ちを保護
  • 地域で増えすぎた野良動物を保護
  • 捨てられていた動物を保護 etc

動物愛護への意識が向上する昨今でも、理不尽な事情から命の危機にさらされるペットは後をたちません。近年のすごもり需要がこれに拍車をかけている、というニュースも…。

コロナ禍で高まる犬や猫のペット需要。一方、「飼うのが面倒になった」と安易な飼育放棄も増加しています。飼育をめぐっては、飼い主の免許制の導入を求める声も上がっています。どうすれば飼育放棄はなくなるのでしょうか。現場を取材しました。

100万円のペットを飼育放棄――問われる飼う人のモラル、免許制を導入すべきか(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 8, 2021

そんな中、行政施設や(個人・法人に限らず)多くの動物愛護団体が発足、活動しています。

保護したペットに適切な処置を行うだけでなく、安心して暮らせる環境へ送り出す窓口にもなっているんです。

里親募集を行う施設・団体一覧

  • 保健所
  • 動物愛護センター(各地方自治体)
  • 動物愛護団体(民間)
  • SNS(Twitter・Facebook・ジモティーなど)
  • 里親募集サイト(ペットのおうちなど)
  • 譲渡・保護型カフェ
  • 動物病院
  • 知人・友人 etc

窓口の多さはペットショップやブリーダーの比にならないくらい多く、探すとすぐ見つけられます。

ほとんどの里親募集では応募方法や条件が詳しく記載されているので、よく読んだ上で連絡してみてください。

いきなり保健所や動物愛護団体を訪ねるのは勇気がいる…という方は、譲渡型カフェや地域イベントがオススメ。

事前連絡不要なところが多く、一度の参加で多くの保護活動者に話を聞くことができます。

その際に必ず譲渡の流れについて説明があるので、あわせて準備や費用など気になることはしっかり聞いておきましょう。

譲渡時にかかる費用(一例)

  • 避妊・去勢費用
  • ワクチン接種費用
  • ノミダニ駆除費用
  • ウィルス検査費用
  • 他検査など医療費用
  • 送迎時の交通費 etc

※ 実費or一律固定or一式は施設・団体による

難点は、多くは個人同士でのやりとりになってしまうこと。そして、ペットの譲渡条件が一人暮らしには非常に厳しいことです。

里親募集は、保護活動も含め資格や登録が必要ありません。そのため、サービスや補償はないに等しく、完全に「個人対個人」でやりとりすることもしばしば。

当人以外の目が届きにくく、生き物を扱う面からも色んなトラブルが起きやすい部分があることは否めません。

里親募集で実際にあったトラブル(一例)

  • 引取後に先天性の病や怪我が発覚
  • 事前相談にない費用を請求された
  • 引取後に過度な連絡を要求される
  • いつまで経っても譲渡してもらえない
  • 応募と全く違うペットを押し付けられた etc

もちろん、このようなトラブルを起こす里親さんはごく一部でしょう。ほとんどの里親さんは、ペットも里親も幸せになれるよう真摯・誠実に対応してくれます。

やりとりの中で少しでも「ん?」と思うことがあれば、そのままにせず、質問や相談を欠かさないことが大切ですね。

ただし、これ以前にそもそも「里親募集が一人暮らしには厳しい」理由があります。それが、こちら。

里親募集に記載される譲渡条件(一例)

  • 完全室内飼い
  • 終生愛情をもって飼うこと
  • 一戸建てorペット可住居の人
  • 本人、同居家族に猫アレルギーがいないこと
  • 販売目的不可
  • 避妊・去勢を必ずしてくれる人
  • ワクチン接種を必ずしてくれる人
  • 先住がいる場合は要相談
  • 近々に引っ越しの予定がある人不可
  • 年収〇〇万円以上(源泉徴収票提出可)
  • 引き渡し時に身分証明を提示できる人
  • 譲渡後も定期連絡できる人
  • 自宅訪問が可能な人
  • 未成年不可
  • 学生不可
  • 8時間以上の留守番不可
  • 乳幼児がいる家庭は不可
  • 小学生未満の子供がいる家庭は不可
  • 単身者不可
  • 男性不可
  • 未婚カップル不可
  • 高齢者(60才以上)不可 etc

正直、一人暮らしに関係なくハードル高すぎでは…。この条件を全て満たせる家庭って、どれくらいあるのでしょうか。

理解できる条件もありますが、年収~以降は過剰な気もします。

身分証明はその場で見せるだけでOKなこともあれば、コピーの提出を求められることもあるようです。悪用されるとは思いませんが、やっぱり怖いですよね。

施設や団体によって条件は違うため、この全てが記載される里親募集は非常に稀ではあります。しかし、7割程度はどこも記載しているのも現実です。

なぜ、こんなに譲渡条件が厳しいのか?調べたところ、「里親放棄や里親詐欺を防止するため」という理由が最も有力なようです。

里親放棄:終生飼育せずに捨てたり、返しにきてしまうこと。

里親詐欺:飼育せず、虐待目的で里親に応募すること。

ペットの幸せを最優先で考えた結果、譲渡条件がどんどん増えて今の状態になってしまったんですね。

しかし、ここまで制限を厳しくしたことで「里親が見つかりにくく、本末転倒では?」という意見も…。難しい問題ですね。

一人暮らしには相当ハードルの高い里親募集ですが、比較的譲渡条件が優しい動物病院や保健所を中心に探してみるとよいでしょう。

お互いに身元が証明しやすいですし、ペットの健康状態について色々と相談・把握できるのも魅力的です。

ハードルの高い里親募集ですが、行き場のない命を救える「ご縁」に巡り合えたら…そのチャンス、是非大切にしてくださいね。

里親募集のメリット

行き場のない命を救える
品種・柄・年齢が幅広い
費用が安い

里親募集のデメリット

譲渡条件が厳しい
出自や年齢が明確でない子もいる
個人間でのやりとりが多い

まとめ|「ペットを飼いたい」気持ちが縁のはじまり

女性と飼い犬の並ぶ背中この記事では、一人暮らしがペットを飼いたくなる3つの理由とペットと出会うための方法について、ご紹介しました。

一人暮らしでペットと出会うなら

  • お金にかなり余裕のある人はペットショップ
  • 血統書や専門性を求めるならブリーダー
  • 里親募集は動物病院や保健所なら可能性あり

「ペットを飼いたいな…」と思ったら、それはペットとの縁が始まった合図。一人暮らしだからこそのメリットもデメリットもありますが、是非行動してみてくださいね。