自由気ままなイメージの強い「一人暮らし」。毎日楽しく生活しているはずが、ふとこんな気持ちにとらわれたことはないでしょうか。
前触れなく急激な孤独感や不安に襲われ、一人暮らしという環境に寂しさを感じてしまう。
誰しも覚えがあると思いますが、そもそも一人暮らしに寂しさを感じやすいのはなぜなのでしょうか?
この記事では、一人暮らしで寂しさを感じる3つの理由と、その寂しさを和らげる3つの方法をご紹介していきます。
・一人暮らしを寂しいと感じる3つの理由
・一人暮らしの寂しさを和らげるための3つの方法
誰もいない部屋へ帰るのが辛い人、黄昏どきや深夜に理由もなく不安を感じる人は是非一度読んでみてください。
一人暮らしを寂しいと感じる3つの理由
誰の目も気にせず、誰の声も届かず、(誰かに迷惑をかけないかぎり)ひたすら自由を満喫できる一人暮らし。
自分の城で好き放題できるのって、想像していたよりずっと楽しいですよね。
しかし、ふとした時に実家や慣れ親しんだ環境への恋しさがふつふつと沸いてきて…急に寂しさや不安を感じてしまう。こんな経験、誰しも一度や二度ではないはずです。
詳しく調べてみると3つの理由が浮かんできました。順番に解説していきますね。
「一人暮らしに慣れる」大変さ
そもそも、皆さんが一人暮らしを始めたきっかけはなんでしょうか?
一人暮らしを始めるきっかけ
- 通学
- 進学
- 就職
- 転勤
- 転職
- 自立 etc
その決意に至る動悸や理由が自発的であれ強制的であれ、今までにない環境に一人で身を投じることには変わりありません。
何もかも初めて、頼れるのは自分一人…でも、やることは盛りだくさん!
一人暮らしでやるべきことリスト
- 新しい人間関係の構築
- 右も左もわからない土地の探索
- 家事や掃除など生活環境の維持
- 生活費(収入)の確保
- 生活費(支出)の管理
- 公的など諸手続き etc
一人暮らし自体が初めてなら、生活に必要なありとあらゆる全てを自分でこなすのも初。やり忘れたことはないか?この方法で正しいのか?
不安や疑問を抱えながら手探りで「毎日をこなす」のは、想像以上に気力も体力も消耗します。
また、一人暮らしを始めた土地が慣れ親しんだ場所でないことも結構多いですよね。望まぬ時期に望まぬ場所へ行かざるをえない人は、けして少なくありません。
すると、知人・友人がゼロの地域で一人暮らしなんてことも珍しくなく…。
その気持ちとは裏腹に、当人が自覚する以上の負担が心身にかかっていることも十分に考えられるでしょう。
強いストレスや疲れが本人の気づかぬ間に心の均衡を崩し、不安や孤独感を生み出す原因となっている可能性は高そうです。
困った時に頼れる人がいない
一人暮らしは、文字通り一人で暮らすことを指します。来客はあっても、基本自宅で過ごす間は一人きり。
当然、自宅や自分自身に起きる悩みや困りごとの全てを自分一人で対応・解決しなければなりません。
一人暮らしでよくある悩みや困りごと
- 病気
- 怪我
- 防犯
- 近隣トラブル
- 害虫駆除
- カギの紛失や設備故障 etc
「病気で辛い時も看病・世話をしてくれる人がいない」は、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
体調も体力も気力も奪われ、指一本動かすのも億劫…しかし炊事や洗濯を変わってくれる人はいない。病院に連れていってくれる人も、薬を買ってきてくれる人もいません。
発熱など意識がもうろうとする症状が出るなか、一人ベッドに伏せていると
「このまま一人ぼっちで息絶えてしまうのでは」
と、どうしようもない孤独感や絶望感にとらわれることは想像に難くないですね。
大げさではなく、「いつも通りに動かない体を抱えている時に頼れる人がいない」というのは、結構しんどいものなんです。
また、一人で対応することに恐怖や不安を強く感じる出来事は病気や怪我にかぎりません。
一人暮らしあるある困りごと
- 夜中に突然玄関チャイムが鳴った
- オートロックを抜けた酔っ払いがドアを叩いてくる
- 自宅まで誰かに後をつけられた(気がする)
- 隣室の騒音がひどくて眠れない日が連日続く
- 自宅のカギを落としてしまった
- 虫が苦手なのに自宅に虫が出た etc
SNSの普及により、今は家に一人きりでも悩みや困りごとを気軽に相談できる世の中になりました。とはいえ、「自分の身は自分で守る」を常時求められることには違いなく…。
頼れる人がすぐそばにいない環境は不安や孤独からくる寂しさを助長させても、なんら不思議はないでしょう。
一人暮らしに向かない性格をしている
「自分だけの好みで作れる他の誰でもない自分のための城」。同居人のいない生活空間において全てを取り仕切って決定・実行できるのは、まさに一人暮らしの醍醐味ですよね。
しかし、この醍醐味が裏目にでてしまうタイプの人もいます。
それは「1人の時間を楽しめない人」。
1人の時間を楽しめない人の特徴
- 常に誰かと一緒にいないと不安、落ち着かない
- 話し相手がいないと考え事ばかりしてしまう
- 1人の時間に何をしたらいいのかわからない
学業や仕事で外出機会の多い日中はよいですが、どこかで必ず一人帰宅する時間がやってきます。帰った場所には自分を認識する人はおらず、ただただ一人きりの空間があるだけ。
そんな空間をひたすら苦痛に感じてしまう人も、世の中結構いるんです。
いわゆる「根っからの寂しがり屋」さんは、常に誰かに自分の存在や価値を認めてもらいたがる傾向にあります。
1人になるとネガティブなことばかり考えたり、1人でも楽しめる趣味を持てなかったり…。
自分で自分の価値を認められない自信のなさから、何かに依存してしまう人も少なくありません。
身近で起きる依存症(例)
- アルコール
- ニコチン(タバコ)
- 薬物
- カフェイン
- ギャンブル
- ショッピング
- 恋愛
- 特定の身内(親兄弟や子ども)
- ゲーム
- インターネット
- 食事(過食・拒食など)
- 犯罪行為(窃盗など)
一人暮らしは、誰もが望んで始めるものとはかぎりません。
そんな人にとって、一人を強要される環境は孤独感や寂しさを増長させる辛い時間にしかならないのかもしれません。
一人暮らしの寂しさを解消するための3つの方法
一人暮らしで寂しさや孤独感、不安を感じてつらい…でも、今すぐこの場で一人暮らしをやめられる人はそういないですよね。
そこで、一人暮らしの寂しさを解消する3つの方法を調べ、詳しくまとめてみました。
今まさに一人が辛い人、今の状況から抜け出したい人は一緒に見ていきましょう。
気分転換や楽しみで寂しさを紛らわせる
一人で考えごとをすると、ついネガティブな方向に行きがちです。その思考をとめてくれる人もいないわけですから、孤独感や寂しさはどんどん増すばかり…。
であれば、考えごとをする暇もないほど一人で没頭できる気分転換を実践すればいいんです。
自宅でできる趣味をつくろう
自宅にいながら気分転換するには、やはり趣味にいそしむのが一番!
というわけで、自宅で一人でも楽しめる趣味を集めてみました。
自宅でできる趣味一覧
- 映画
- 読書
- ゲーム
- 家カフェ
- パズル
- プラモデル
- 工芸
- 手芸
- 動画制作
- 絵を描く
- 小説を書く
- 書道
- DIY
- 観葉植物を育てる etc
一度ハマれば選択肢が無限にある映画や読書は鉄板ですね。
AmazonPrimeやNetFlixなど動画配信サイトの普及により、映画は時間面でも金銭面でも始めやすい趣味の1つといえるでしょう。
読書は紙媒体や電子書籍のほか、Web小説など創作の場が増えたことでアマチュアからプロの作品まで読める機会がグッと増えました。
どちらも、作品数は星の数。残りの人生ずっと飽きずに楽しめるでしょう。
また、黙々と手を動かして進めるボトルシップなど工芸や、刺繍など手芸も始めやすい趣味の1つです。完成時の達成感はもちろん、完成に至るまでの道のりも楽しめます。
最初は初心者向けの簡単なもの、次はもう少し難しいのを…と自分のペースで目標をたてられる点も魅力的です。
工芸と手芸の違いって?
工芸:陶磁器、織物、漆器、木工品など専門性が高く、職人によるものが多い
手芸:刺繍、裁縫、編み物、パッチワークなど身近で、初心者でも始めやすい
工芸は美術、手芸は家庭科といったイメージでしょうか。
趣味としての手軽さでは手芸に軍配があがりますが、最近は木工キットなど初心者向けセットも見かけますね。
パズルも没頭しやすい趣味の1つですが、完成品置き場を確保できるか先に確認しておくと安心です。
また、一人暮らしに多い賃貸住みの場合はDIYなど部屋に直接影響する趣味は必ず事前に大家さんへ了承をとりましょう。
一人、自宅で過ごす時間は、誰にも邪魔されずに自らたてた目標達成へ没頭できる最高のフリータイム。
ふとやってくる寂しさなんて感じる暇もないほどの夢中になれる趣味を、是非おうちに留守番させてみてください。
外で楽しめる趣味をつくろう
自宅でジッと過ごすのは、どうしても耐えられない!誰がいなくても外にいたい!
そんな人には、屋外でも一人で楽しめる趣味がオススメです。
外で楽しめる趣味一覧
- 散歩
- ウォーキング
- ランニング
- 釣り
- キャンプ
- スポーツ観戦
- ショッピング
- グルメ探索
- 喫茶店めぐり
- ジム通い
- 園芸
- 家庭菜園
- 写真
- ドライブ etc
屋外で楽しめる趣味って、意外と一人で行動した方が楽しめるものが多いんですよね。
グルメや喫茶店など狙ったお店を巡りたい時は、誰にも気兼ねなく行動できる一人の方が気楽に思う存分まわれます。
カメラ片手に撮影スポットを探す写真や気ままに走るドライブも同様。ランニングやジム通いだって、一人で集中した方が成果を出しやすいです。
どんな些細なことだって、成果からうまれる達成感というものはネガティブからポジティブに気持ちを路線変更してくれます。
また、人間はただ歩くだけでも思考や意識があちこちに巡るもの。体を動かす機会を作ることは、ネガティブに傾きがちな思考を予防することにつながるんです。
「歩く」ことで脳が活性化、思考がクリアに
「歩く」=「足」の運動とイメージするかもしれませんが、実は歩くことは脳や心の機能回復にも大きなメリットがあります。手足は脳の指令で動き、手足が動けば脳が刺激されます。つまり、手足と脳は直結して動いているということ。このため、歩くことは、脳を活性化することにつながるのです。デスクにずっとかじりついているよりも思考がクリアになって、散歩中などに素晴らしいアイディアが浮かんだりひらめいたりするのはこのためです。
パソコン業務などデスクワークが多い昨今、「疲れて身体がだるい」「ストレスでイライラする」といった不調の多くは、脳の疲労からきています。ちょっとしたことでクヨクヨ悩んだり、なんとなく不安でモヤモヤしたり……。思考がネガティブに傾きがちな人は、実は運動不足によって脳の働きが停滞気味になっているのかもしれません。そんな人にとって、「歩くこと」は前向きになれる最高の解決方法なのです。
屋外での一人趣味は「体全体を動かしつつ、自分のペース100%で達成感を味わえる」もの。まさに、一人暮らしの寂しさを吹き飛ばすにはもってこいなんですね。
でも、
これが、意外とそうでもないんです。
次の外出準備にいそんだり、練習や編集など自宅でしかできないことをしてみたり…この時間だって、立派な趣味の一部。
趣味を続ける=定期的に予定が埋まることで、孤独感や寂しさを感じにくくなります。
また、
こんな心配もノープロブレム。今は一般人からプロまで写真や動画を多く投稿する時代です。
自宅にいたままでも十分に情報収集できますし、同じ初心者の体験談も探せばすぐに見つかります。
たとえ趣味に没頭する時間が一人きりでも
そう感じることが、寂しさや不安を遠くへ追いやる良いきっかけになるんです。
外でも家でも一人で楽しめる時間を増やせば、いつの間にかネガティブな気持ちなんて遠くに逃げていくでしょう。
パターン化する毎日に「特別」をとりいれよう
一人暮らしに寂しさを感じるときって、考え事にのめりこんでいる時が多いですよね。そして、考えごとをする隙がうまれやすいのは「毎日の行動がパターン化している」時。
つまり「いつもより少しだけ『毎日』を特別にしてみる」行動も、一人暮らしの寂しさを和らげることにつながるんです。
「少しだけ『毎日』を特別にする」とは、パターン化しがちな毎日に「いつもと違う」と感じる機会をつくってあげること。
「いつもと違う」感覚は、良くも悪くものめりこんだ思考を一度元の状態までひきあげてくれます。これをマイナス思考から脱出するトリガーとして利用するんです。
食事や入浴・睡眠など毎日続くルーチンワークに、自分の思考を刺激するような「特別」を盛り込んでみましょう。
毎日にとりいれたい「特別」
- ・オーガニックなど良質な食材を使う
- ・気になる地域の特産物をお取り寄せする
- ・日用品やコスメに肌にやさしい成分を選ぶ
- ・気になっていたものを「大人買い」する
- ・疲労回復効果のあるバスグッズを買う
- ・枕や布団を新調する
- ・普段よりランクの高い家電を買う
- ・1週間ごとに好きな花を飾る etc
普段より少しだけ良質な食材を使ってみたり、入浴や睡眠の効果をアップするグッズをとりいれてみたり…。
マンネリしやすい日常に投じられた「特別」は、寂しさや孤独感に埋もれた思考を元のクリアな状態へ導いてくれます。
もちろん、頻繁に「特別」を用意するのはオススメできません。生活費もかさみますし、それ自体に慣れてしまえば、また元の木阿弥。少しだけ、というところがミソなんですね。
賃貸に住んでいる人は、以下の使用を避けた方がよいでしょう。
- 壁や床を大きく傷つける装飾
- 香りの強い柔軟剤やバスグッズ・アロマなどの使用
小さな針穴程度であれば良いですが、大きな穴が残ってしまうような重みのある装飾はさけたいところ。
また、最近の香り成分は吸着してとれにくく、酷い場合は原状回復につながるおそれもあります。
「特別」も大事ですが、借り住まいであることを忘れずにいたいですね。
ズブズブと沈み込んだマイナス思考をプラスへひきあげる「特別」を、毎日のどこかに仕込んでみてください。それが、未来の自分の助けにつながりますよ。
他者交流の機会を積極的に増やす
どれだけ室内外で趣味をつくっても、やっぱり「一人でいること」そのものに耐えられない人もいます。
そんな人は、自分以外の誰かと会う時間や機会を意識して増やしてみましょう。
オフライン交流の場に参加してみる
直接自分以外の人間と出会うには、やはり人が定期的に集まる場所に自ら向かうのが鉄板。行動制限の強い子どもの頃とは違い、大人が集まる場はこんなにあるんです。
オフライン交流の場
- 料理教室
- 陶芸教室
- 絵画教室
- 彫刻教室
- 編み物教室
- 英会話教室
- 華道、生け花
- 書道
- 茶道
- ダンススタジオ
- ヨガ
- ピラティス
- 合唱団
- 管弦楽団
- フットサル
- ボルダリング
- 乗馬
- 日本酒セミナー
- ワインスクール
- 〇〇系カフェ
- 屋外イベント etc
趣味を極めたり、同じ趣味の人とのつながりを作る場所として、いわゆる大人の習い事やサークル活動は非常に有効です。
毎週同じ曜日・時刻に予定が入りますし、同じメンバーが集まりやすいので自然と話す機会も増やせます。
同じ習い事やサークルを選ぶ人は元より好みが似ている可能性が高いですから、気が合う人に多く出会えるかもしれません。
毎週必ず通うとなると、ちょっと重荷…という方は、一度ずつ楽しめる場所がオススメ。
特定のジャンルに特化した〇〇カフェは、似た好みを持つ人が集まりやすい場所です。猫やふくろうなど動物系はもちろん、ゲームやキャラクター系のカフェも人気です。
訪ねる時間や頻度は自由、一回の費用もお手頃。種類も店舗数も多いので、試しにあちこち回ってみるのも楽しそうですね。
オンライン交流をはじめてみる
直接人と話したいけど、出かけるほどの時間も体力もない…あるいは知らない人が多い場所や直接顔を合わせることには抵抗がある。
そんな人でも、今はオンラインで世界中いつでも誰とでも話ができる時代です。
オンライン交流の場
- オンライン飲み会
- オンラインゲーム
- SNS(トークルームやチャットなど) etc
オンラインのメリットは、場所を選ばないこと。そして、音声や映像を自分の意思でいつでもオン・オフでき、参加も離脱も自由なところです。
単純にオンラインといっても顔と声の両方を出すものから、声だけ・文章だけでやりとりするものまで実にさまざま。
オンライン飲み会は身内や職場の仲間、友人とやることが多いので、顔と声両方出すことが多いですよね。
気の許せる相手とパスワード付のオンライン個室で話せるので、実際に会って話すのとそう大差ないやりとりができるんです。
一方、SNSにあるトークルームやチャットは、アカウントさえ作れば誰でも利用できます。
場の管理者が「誰を聞き手にするか、話し手にするか」を設定するので、無理に話したくない時は聞き手に徹することも可能。
お堅いものから雑談まで話のテーマが幅広く、参加するタイミングや時間も縛られません。その日の気分にあわせて色々選べるのが魅力ですね。
また、多くの人と同じ目標をもって楽しむ…といえば、やはりゲームは外せません。
オンラインゲームには対戦や協力など複数人プレイ前提のものも多く、ゲーム機やPCがあれば誰でもすぐ始められます。
オンラインゲームの種類
- シューティング
- 謎解き
- テーブルトーク
- 麻雀
- 将棋
- チェス
- (T)RPG
- 格闘ゲーム
- リズム
- シミュレーション
- タワーディフェンス etc
シューティングなどチーム協力プレイ系やテーブルトークなどコミュニケーション系、麻雀・チェスなどの対局系ゲームなど…。
とにかく種類が豊富なので、まずは自分にあったゲームを探すとよいでしょう。
ただし、ゲームの性質上、どうしても人気が落ち着くにつれ過疎ってしまいます(=総プレーヤー数の減少)。
とにかく人の多いゲームを探すなら、その時期に流行や人気の強いゲームを探せばOK。話題沸騰だったり、発売したてなら間違いないでしょう。
逆に少しでも長く楽しみたいなら、根強い人気をもつゲームを探してみてください。
最低限音声必須(ボイスチャットなど)なゲームも多いので、遊ぶ前に音声入力環境を確認しておくと安心です。
直接会わなくても、本名を知らなくても、オンライン環境さえ揃えれば「横のつながり」を手軽に楽しめる時代。
たとえ自宅で一人きりでも、モニタ越しのつながりは安心感をうんでくれるでしょう。
物理的に一人暮らしを解消するために行動してみる
どれだけ一人の時間を減らしても、誰かとの楽しい時間が終わって眠りにつく時にはやっぱり一人きり。
1分1秒だって、もう一人だけの時間は耐えられない!という壊滅的に一人暮らしが向いていない人もいますよね。
そんな人は、一人暮らしという環境そのものをなくすための行動を始めてみましょう。
同居・同棲・結婚する
物理的に一人暮らしを二人(以上)暮らしにする方法として、同棲や結婚がパッと浮かぶ人は多いと思います。
現時点で特定のお相手がいれば良いですが、特に思い当たらない人はまず相手探しから始めなければ行けません。
出会いを求める人が集まりやすい場所
- 大学・社会人サークル
- 習い事
- マッチングアプリ
- 合コン
- 街コン
- 婚活パーティー
- 結婚相談所 etc
また、自分と同じように「一人暮らしが寂しい」と感じる心許せる友人がいればチャンスです。是非とも同居のお誘いをしてみましょう。
その際、あわせて「2人入居可」や「ルームシェア可」の物件を探しておくと安心です。
多くの賃貸物件は複数人入居が規約違反なことが多く、半同棲も基本NGです。また、複数入居可でも男性2人組だと断られるケースも。
トラブル防止のためにも、事前に報告・連絡・相談を欠かさずにおきたいところです。
そのような友人・知人が自分の周囲にいない場合は、思い切ってシェアハウスへ引っ越すのも選択肢の1つとして上げられます。
自分のお部屋とは別に、共同利用できる共有スペースを持った賃貸住宅のことで、共同住宅ならではの「共有」と「交流」を楽しめるあたらしい住まいの形として外国人、日本人を問わず認知されています。
シェアハウスは、通常の賃貸アパートに比べ初期費用・毎月の費用を抑えてリーズナブルな価格で住めるところも大きな魅力のひとつです。
シェアハウスなら、たとえ自室に一人でも部屋の外に自分以外の気配を感じる時間は途切れにくいでしょう。また、共有スペースでの交流も期待できますね。
どの選択肢でも、あなたの行動が成功のカギを握ることは間違いありません。積極的に行動していきましょう!
ペットを飼う
出会いを積極的に求めるほどの元気はないし、時間もない。実際、日中まるまる仕事に出て残業もして…となると、そう余裕を作れない人も多いですよね。
自宅の外で探す余裕がないなら、自宅で一緒にすごしてくれるペットをお迎えして「1人と1匹暮らし」にするのも1つの道です。
一人暮らしでペットを飼う場合、いくつかの点を考慮しておく必要があります。
ペットを飼う前に確認しておきたいこと
- アレルギーはないか?
- 日中の留守番が可能か?
- 金銭面は問題ないか?
- ペット可賃貸(または戸建て)か?
- ペット用のスペースは確保できるか?
- 自分の病気時に頼れる場所はあるか? etc
ペットを飼うということは1つの命を預かるということ。金銭面はもちろん、自分になにかあった時にペットを預けられる場所の確保も重要になります。
日中など不在時にペットの行動が近隣からの苦情につながらないよう、事前の対策も必須ですね。
ペットと健やかにすごす準備ができたなら、どんなペットをお迎えするのか決めましょう。一人暮らしと相性の良いペットについては、こちらの記事に詳しくまとめています。
どこへでかけても、家に帰れば自分を待ってくれている存在がいる。そう思うだけで、どこにいても一人暮らしの孤独感や寂しさが吹き飛んでくれそうですね。
実家に帰る
やっぱり住み慣れた土地や慣れ親しんだ人が恋しい…そう強く感じるなら、実家へ帰ることも選択肢の1つです。
一人暮らしをやめて実家に帰る!と決意したあなたが、やるべき行動は次の4つ。
実家に帰るためにやるべきこと
- 実家に帰る旨を伝えて了承をもらう
- 仕事をどうするか決める
- 現住居の退去手続き
- 引越準備
まずは実家に帰りたい旨を伝え、実家に住む家族に了承をとる必要があります。
契約して居住人のいない賃貸と違い、すでに誰かが住む家に引っ越す場合は受けいれる側も準備が必要です。
次に、一人暮らしの生計を支えていた仕事をどうするか?は、なかなかの悩みどころ。実家へ帰る場合、多くの人は転職を余儀なくされるのではないでしょうか。
なぜなら現職場が実家近くに営業所をもっているとは限らず、持っていても希望通りに異動できるかは会社の人事次第だからです。
現職場にかけあってみるか?潔くやめて実家付近で転職活動するか?実家に帰る決意が固いなら、早め早めに行動しておくと安心です。
そして、実家の了承をもらい、仕事の算段もついたなら、あとは引っ越すのみ。不動産会社へ退去の旨を伝え、引越業者の選定・荷造りと着々とすすめましょう。
荷物の量は引越代に直結しますから、できる限り減らしておくのが望ましいです。
最初に実家を出てから一人暮らしで荷量がふくらんでしまった人は、かなりの断捨離を覚悟しておきましょう。
「実家に帰る」選択肢が選べるのは、当たり前ですが実家がある時期だけ。甘えられるうちに甘えることも、ある意味親孝行かもしれませんね。
まとめ|一人暮らしの寂しさを和らげるには「行動」あるのみ!
この記事でご紹介した「一人暮らしの寂しさを和らげる方法」は次のとおりです。
一人暮らしの寂しさを和らげる方法
- 気分転換できる趣味をもつ
- 毎日に少しの「特別」を用意する
- オンライン・オフライン交流をする
- 友人や兄弟と同居する
- シェアハウスを利用する
- 同棲・結婚する
- ペットを飼う
- 実家に帰る
寂しさや孤独感は、楽しい毎日にひそむわずかな隙間からはいりこんでくるもの。そんな隙間は楽しいことで吹き飛ばして、一人暮らしを最高に満喫しちゃいましょう!